部屋ごとに異空間が待っている
巨匠スタルクのデザイン

マドリードが城壁で囲まれていた頃の名残でもあるアルカラ門は、マドリードのランドマークのひとつ。そのアルカラ門に面した場所に「ラムセス・ライフ」がある。

このレストランは、なんと、巨匠フィリップ・スタルクが全館デザインした、スペインで唯一のレストランだ。
フランス人デザイナー、フィリップ・スタルクは、家具をはじめ、食器、トイレタリー製品、電化製品、車、インテリア、建築など、ありとあらゆるデザインで知られている。
日本では、1989年に、墨田区にあるアサヒビール吾妻橋ホールの建築デザインを手がけた。
そんな世界的デザイナーが手がけたレストランはハンパじゃない。




遊び心が満載で、テーブルにライトが仕込まれていたり、壁や廊下に落書きのような手書きの模様があったり、トイレにシャンデリアが掛かっていたり。インテリアが斬新すぎて料理のことを忘れそう(笑)。
右:日本の焼き鳥にそっくりなピンチョスも。味は甘めの照り焼き風。
取材時にはピンチョスをいただいたが、食事は地中海料理をベースにトレンドを取り入れた料理。世界各地のワインはもちろん、日本酒まで揃えていて料理と合わせて楽しむことができる。
テラス席を含めて連日満席の人気ぶりだ。

Ramses.Life
(ラムセス・ライフ)
所在地 Puerta de Alcalá. Plaza Independencia 4, 28001 Madrid
https://www.ramseslife.com/
【取材協力】
イベリア航空
http://www.iberia.com/

名画とフラメンコと美食
マドリードを遊び尽くす旅
2019.02.12(火)
文・撮影=たかせ藍沙