午後の過ごし方
◆12:00
⑤ 20分のお昼寝で午後を元気に乗り切る!
昼寝をするのは怠け者と考えるのは昔の話。今は仕事のパフォーマンスを上げる効果が認められ、積極的に導入する企業もある。そこへコーヒーを組み合わせたコーヒーナップという方法が注目を集めている。
「カフェインの覚醒効果が表れるのは摂取後30分くらいから。コーヒーを飲んで15分~20分の昼寝をすることで、すっきりした目覚めを得ることができます。そもそもはイギリスの研究で、運転事故を減らすために最も効果のあった方法。日本でも、コーヒーと昼寝の組み合わせで最もテストの成績がよかったという研究結果があります」と言うのは、ネスレ日本ウエルネスコミュニケーション室の福島洋一室長。
ネスレでは社内にコーヒーナップ環境を整え、昼寝の場も作っている。銀座に期間限定の「睡眠カフェ」をオープンして好評を得たことも。誰もが街中で気軽に試せる日も遠くない。
◆13:00
⑥ 自分の状態を確認する。ストレスを感じている?
「勉強や仕事の最中は、心身を緊張させる交感神経が優位に働いている状態です」(牧野先生)
緊張のストレスが蓄積されるとリセットが大変。今の自律神経の状態は、順天堂大学小林弘幸先生監修のアプリ『CARTE』で手軽に測定。自分のリズムを知ろう。
◆14:00
⑦ 深呼吸で自分のリズムを整える
呼吸することを意識して。吸う、吐くを長くゆったり行う。
◆15:00
⑧ 煮詰まったら、水のあるところに行ってマイナスイオンをキャッチ
滝壺や噴水など、水しぶきの周囲にはリラックス効果のあるマイナスイオンが発生する。自然の中で触れるのがベストだが、「仕事中にちょっと気分転換したいときなど、水のあるところに行くのがおすすめ。トイレで水を流して手を洗ったりするだけでもリフレッシュできます」(牧野先生)
2019.01.29(火)
Text=Kaoko Saga
Potographs=Takashi Shimizu