――では、佐藤さんの愛するボードゲームについてお聞かせください。
もうとにかく人に広めていますよ、ボードゲーム役者として。まさにインフルエンサーです(笑)。(サバンナの高橋)茂雄に教えたのも僕ですからね。そこから芸人にも広まっているみたいです。
「ボードゲーム」っていうと、人生ゲームくらいしか思い浮かばない人が多くて、プレステとかのテレビゲームに比べると、どうしてもまだ認知度が低いんです。ボードゲームの種類の多さや、頭を使う楽しさを、どうかもっとみんなに知ってほしいと思っています。
――そんなにもハマるボードゲームの魅力とは?
いやもうひたすら楽しい! 役者だったら、マチソワ間(昼公演と夜公演の間の時間)は常にボードゲームですよ。脳の活性化にもなるし、人と直接対話しながらの駆け引きも他のゲームでは味わえない臨場感がありますね。
サモ・アリのメンバーもみんなボードゲームが好きなんですよ。演劇人は結構みんな好きですね。楽しいし、熱くなれる! ボードゲームは人生を教えてくれます!
――ハマったきっかけになったゲームは?
「スコットランドヤード」というゲームです。これが非常に面白い! ロンドンの街がボードになっていて、神出鬼没な犯人が街のどこに現れるかを予測しながら、警察が包囲して捕まえるというゲームです。
あとは「テレストレーション」という絵の伝言ゲームや「モダンアート」という絵画をオークションするゲームもすごく好き。王道のゲームばかり挙げてますけど、本当にみんな面白いんですよ。
――一番好きなボードゲームは?
ダントツで「カタンの開拓者たち」です! 全世界で2兆5億個売れています(←嘘です)。戦略もあるし、運もあるし、全ての要素がどうしてこんなに面白いんだろう! と何度やっても毎回思います。もう、週5でやりたいです。気の合う仲間たちと時間を忘れて没頭できるなんて、こんな楽しいことはない!
2018.12.12(水)
構成=FUNFUN
文=濱野奈美子
撮影=佐藤 亘