冬の夜は、湯たんぽを
沸かします

 ファン助産院では、秋が深まってくると、夜、湯たんぽを作るようになります。そして、入院中のお母さんたちのふとんの中に入れます。

 足元の方に湯たんぽを入れてふとんの中を温めておくと、足を入れた時に優しい温かさに包まれ、気持ちよく眠りに入ることができます。

 湯たんぽもいろいろなタイプがあってお好み次第ですが、私がずっと使ってきたのは昔ながらのブリキの湯たんぽです。

 ブリキの湯たんぽは、ガスレンジの直火にかけられるものもありますが、熱くなりますのでやけどしないように注意してください。

 助産院では、湯たんぽができると、それを手作りのカバーに入れ、タオルで包んでお母さんたちのふとんの足元に入れていきます。

杉山富士子先生(ファン助産院院長)

1944年、山梨県生まれ。OL時代を経て二児を出産したのち、37歳の時に助産師資格を取得。1984年、東京都杉並区の現在地にファン助産院を開設して、これまでに5,000人を超える赤ちゃんをとりあげる。