健康やダイエットのために何かやりたい。そんなときには、道具いらずですぐに始められるウォーキングに注目してみませんか?

 「骨盤腸整ウォーキング」を提案する山崎美歩呼先生によると、正しい姿勢でウォーキングをすることで、猫背やO脚、ぽっこりおなかも改善して、脂肪が燃焼するやせやすい体をめざせるのだそう。そこで、体のラインが変わり、姿勢よく美しく歩けるようになるための、10回レッスンを開講!

●第10回 二の腕をスッキリ

二の腕をシェイプし
ノースリーブも怖くない

 二の腕がたるんでいると「ノースリーブは絶対無理」と、ファッションの範囲もせばめてしまいがち。ぷよぷよの二の腕のお肉は、とくに春夏の薄着のシーズンになると気になって仕方がありません。

「二の腕の内側には上腕二頭筋、外側には上腕三頭筋があります。ふだんの生活で使うのはほとんどが上腕二頭筋で、外側の上腕三頭筋は、腕を伸ばすとき以外はあまり使われません。この上腕三頭筋が衰えて、脂肪がつきやすくなり、腕のたるみの原因となります。

 一方で、上腕三頭筋が目覚めると、全身の筋肉の使い方のバランスが取れてきます。ウォーキングのときにも腕を後ろに振って歩くので、脂肪が落ちて筋肉がつけば、腕をしっかり振れるようになるでしょう。二の腕をシェイプするためには、ふだん使わない二の腕の外側を、ねじることで刺激します。すっきりとした二の腕を手に入れて、今年の夏はノースリーブで手を振りましょう!」(山崎さん)

ストレッチ(1) 二の腕ねじり

 二の腕をねじってたるみをシェイプ。肩こり解消にも役立ち、背中の脂肪も落ちます。

(1) 足を肩幅程度に開いて立ち、両腕を真横に肩の高さまで上げる。

(2) 右腕を後ろ側にねじり、左腕を前側にねじる。両腕を反対側にねじり、これらを交互に30回繰り返す。

2017.05.28(日)
文=垣内 栄
撮影=榎本麻美