助産院直伝の「冷え予防養生」
東京都杉並区の住宅地にあるファン助産院は、一歩足を踏み入れると、そこは、女性たちがビジネスモードから一転して自分の身体をいたわるモードに変われる場所。
院長の杉山富士子さんは、助産師(※1)で、これまで30余年に渡って赤ちゃんをとりあげてきました。
そして最近は、病院で出産した人が「産後ケア」として助産院のショートステイを利用するケースも増え、今までより幅広い層の女性が助産院を訪れるようになってきました。
仕事に家事・育児とストレスが多く、自律神経の乱れにも悩む現代の妊婦、母親たちのために、この助産院が教えているセルフケアは「冷え」予防です。
実はこの冷え予防、決して妊婦さんだけのものではありません。実は夫たちも、妻から聞いたケアで肩こりや仕事の疲労を癒しているそうです。
助産院に「身体のことを考えている暇はない」と不調をカフェインでごまかし生活してきた人も、ベテラン助産師たちの励ましでセルフケアに目覚めていくことが多いとか。
あなたも、普段の生活をちょっと楽にして心身の不調を直すために、冷えのケアを学んでみませんか?
2018.10.18(木)
文=河合 蘭
企画・撮影=深野未季