齋藤薫さんからCREA世代への美の格言

「化粧品は今、正直びっくりするほど進化しているけれど、やっぱり化粧品に頼りすぎてはダメ。どんなに凄い化粧品も、“キレイになる道具”と捉えて、自ら操るような意識をもたないと。たとえば、最先端クリームやセラムにすら最近はお手入れ小道具がついているのもその証。

 “効果”はあくまで自分の手でつくり出す気持ちが必要なのだ。

 塗り方ひとつでも“効かせる塗り方”を探し、効き目が感じられないなら効くまでいろいろに操りたい。ゆっくりたっぷり時間と手間をかけたりマッサージやマスク塗りをしたり。美容液同士を組み合わせてみたり。

 効かせる工夫もせずに、この化粧品効かない、と投げてしまうのはもったいなさすぎる。

 効かないなら効かせてみる、これがCREA的美容なのです!!」

2012.09.22(土)
text:Naho Sasaki
photographs:Yasuko Fujisawa(portrait) / Harumi Onda(still life)

CREA 2012年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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