選択日記をつけてみて

質問:自分の選択に何らかの傾向はみられましたか?

「毎回、選択の際には情報収集を徹底的に行い、その後は自分の心が熱くなる方を選ぶ傾向が強いことがわかった。さらに、選択した後は『その選択が正しかったか?』という問いかけをしないのも特徴だと思う」

質問:これまでの自分の選択の中で、特に心に残っているのは?

「受験や入社、結婚など何かを始める選択よりも、ダンスをやめる、会社を辞めるなど何かを終える選択の方がエネルギーをより多く使った気がする。ただ、選択してしまえば長い人生の単なる一つの通過点」

質問:選択を意識すると人生にどんな変化があると思いますか?

「『選択を正解にしていくことが大切』、『今の自分は過去の選択と行動の結果』と思えば、人生がうまくいかないことを他人のせいにしたり、人生を他人に預けたりすることなく主体的に生きられると」


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『選択日記』

アイエンガー教授おすすめの実践プログラムを書籍化。自分の選択に関する情報を直接書き込める。選択を歪める“バイアス”やより良い選択をするための“戦略”に関するコラムも。
シーナ・アイエンガー著・櫻井祐子訳 定価1029円(税込)

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2012.09.01(土)
text:Miho Katsuki
photographs:Yasuo Yoshizawa
styling:Masayo Koriyama

CREA 2012年9月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

休めない人のための女の医学バイブル

CREA 2012年9月号

完全保存版
休めない人のための女の医学バイブル

特別定価 650円(税込)