ボーナスなど特別収入はこんな貯め方も
さらに、ボーナスや税金の還付など特別収入は、冠婚葬祭や旅行など特別支出(毎月の食費などの経常支出以外)の備えに蓄えておきたいですね。特別支出に対する備えをしておけば積立預金を崩さずにすみます。
ネット銀行などを活用し、特別収入をもらったら普通預金から分けておきましょう。
ネット銀行とは電話やインターネットでの取引がメインの銀行です。店舗などにかかる経費が少ないために、手数料が安く預金金利が高いなど利用者にとってのメリットが高いです。ただし、光熱水道代の引き落としができないなど決済機能が弱い銀行もあるので用途別に使い分けましょう。
たとえば、メガバンクの定期預金金利が0.025%、ネット銀行の金利が0.3%なら金利は12倍変わります。
<100万円を1年間預けた場合>
金利 0.025%:税引き後利息200円
金利 0.3%:税引き後利息2400円
どの銀行を利用するかの判断はご自分の給与振込口座から手数料がかからずに資金移動しやすいか、引き出す際にも提携ATMなどが会社や自宅のそばにあるかなどを考えるとよいです。
<ネット銀行>
大和ネクスト銀行
金利は0.3%(円定期預金 1年 10万円以上300万円未満)。店舗、ATM、キャッシュカード、通帳もない代わりに高い金利を実現。お給料振込口座からの振込手数料や大和ネクスト銀行と大和証券間の資金移動にかかるコストはゼロ(本人名義に限る)。
住信SBIネット銀行
金利は0.25%(円定期預金 6カ月 100万円未満)。提携先のセブン銀行のATMを使うと預金の預け入れや引き出しはいつでも無料。
じぶん銀行
金利は0.4%(円定期預金 3カ月) 。auと三菱東京UFJ銀行が作った携帯電話からの利用を中心としたネット銀行。
新生銀行 2週間満期預金
2週間物の金利は0.2%。1口50万円(インターネットの場合)から預けることができる。
以上はすべて2012年7月13日現在の情報です。利息の20%は源泉徴収されます。
いかがでしょうか。自動積立でちょっとずつお金持ちになっていきましょう。人生は何が起きるかわかりません。生活に余裕を持たせるためにも貯蓄は必要です。また、旅行などやりたいことを叶える手段にもなりますよ。
Column
花輪陽子の「大人のマネー塾」
大人の女性なら知っておきたいマネーの知識を、普通のOLからファイナンシャル・プランナー(FP)になった、花輪さんが教えます!
2012.07.22(日)