今を生きる女性がすべき
住宅購入という賢い選択

モデルルーム「SALON DE NEBEL」(要予約)は、働く女性でも気軽に立ち寄れる銀座8丁目にオープン。住宅購入にまつわるさまざまなことを気軽に相談できる。

 理想の住まいから、人生を変えていく。それはとても魅力的なアイデアだけれど、普通に働く普通の私でも、実現できるのだろうか? ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに、単身女性やDINKSでもマンションを購入できるのか、購入したほうが幸せなのか。購入の際は何に気をつけるべきなのか。さまざまな視点から、マンション購入についてご指南いただこう。

「私が居住しているシンガポールは、国民の9割が持ち家に住んでいます。それは、政府の政策もあってのことですが、政府が住宅の購入を補助するのには、持ち家、イコール、老後の安心という構図があります。

 日本の場合、老後に住む場所に困らないということに加え、物件にもよりますが、多くのケースで家賃と同じくらいの支出で、グレードの高い物件に住めるというメリットもありますね」

「SALON DE NEBEL」の広々としたロビー。奥には、打合せスペースの他に「NEBEL」の世界を実際に体感できる2つのモデルルームが配置されている。

 老後の安心のために住宅をというのは理解できるけれど、ライフステージの変化によっては引っ越しもあり得る独身女性やDINKSの場合、マンション購入は時期尚早?

「実際にマンションを購入された方からは、『もっと早く買えばよかった。今まで支払っていた家賃がもったいなかった』という声も聞きますし、定年までにローンを払い終えることを考えれば、少しでも早い時期に住宅の購入を検討したいところではあります。

 独身女性やDINKSの場合、結婚、出産といった家族構成の変化、転職、独立、留学などライフステージの変化があることを念頭に置き、賃貸に出しやすい物件を選ぶというのが一つの解決策になるでしょう。

 いざ住宅を購入するとなると、広さを優先して駅から遠い物件になったり、ローン返済額とにらめっこしていたら都心からどんどん離れてしまった、なんていう話をよく聞きますので、後悔しない住宅選びのためには、今だけではなく先々を見ることが大切ですね」

広々としたリビングダイニングルームも分譲マンションならではの魅力。自宅にゆっくりくつろげる場所があれば、日常がもっと豊かになる!

 上記に加え、ローン返済額は無理をせず、家賃と同程度、あるいは、手取りの3分の1程度に抑えるなど、住宅購入の基本を抑えておけば、ライフプランが固まる前でも住宅を購入するメリットは大いにあるという。

「女性の場合は特に、住まいに満足していると幸福度が上がるという傾向にあります。これが男性だと、家は寝に帰るだけの場所となりがちなのですが、女性は家に満足していると自宅で過ごす時間が長くなり、その結果、無駄な支出が減るというケースも出てきます。

 グレードの高い分譲マンションだと、共有施設でパーティーなどもできますし、このマンションに住んでいるというステータスも同時に手に入ります。女性にとってのマンション購入は、お金だけで割り切って考えられるものではないのかもしれませんね」

髙荒美香(たかあら みか)
大学卒業後、証券会社に就職。その後、海外留学やアパレル店舗経営などを経て、2000年に営業職としてタカラレーベン入社。数々の物件を立ち上げ完売へ導いたことで実力が認められ、営業統括グループ長を経て2015年に執行役員となる。その後、女性活躍推進チーム「Regulus」の発足や、女性向けコンパクトマンション「NEBEL」のプロジェクトを立ち上げるなど、日々アクティブに活動。2016年6月に同社初の女性取締役に就任。

花輪陽子(はなわ ようこ)
ファイナンシャル・プランナー(1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。元外資系の投資銀行に勤務。リーマン・ショックの際に夫婦同時失業を経験しFPに転身。著書に『貯金ゼロ借金200万円! ダメダメOLが資産1500万円を作るまで』(小学館)、『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)、『「貧困女子」時代をかしこく生きる6つのレッスン』(角川書店)、『「手取り10万円台の俺でも安心するマネー話を4つください。」』(祥伝社)など。

SALON DE NEBEL
所在地 東京都中央区銀座8-8-5 陽栄銀座ビル4F
フリーダイヤル 0120-885-286

●お問い合わせ
タカラレーベン

http://www.leben-style.jp/

お金も、遊びも。働き女性の活躍支援Webメディア
Regulus(レグルス)

http://www.regulus-gogo.jp/

2018.04.27(金)
文=今富夕起
撮影=三宅史郎