住まいが充実していると
仕事と生活の質も向上する

 住まいのクオリティを上げることが仕事とプライベートの充実につながるから、仕事を持つ単身女性やDINKSにちょうどいいサイズの上質な暮らしを。そんな思いから誕生した新マンションブランド「NEBEL(ネベル)」を提供するタカラレーベンでは、女性活躍推進チーム「Regulus(レグルス)」を発足し、女性が幸せに生きるための活動を行っている。今回、そのチームリーダーを務める取締役の髙荒美香さんに、女性にとって幸せな働き方とは何かを伺った。

高級感あふれるNEBELのエントランス。毎日ここに帰ってくると思うだけで心が豊かになり、当たり前の日常にいい変化が起こりそう。

 髙荒さんは、2000年に営業職としてタカラレーベン入社後、圧倒的な男性社会の中で実績を積み重ね、2015年に執行役員になると女性活躍推進チーム「Regulus」を発足させた。そのきっかけは、同年8月に国会で成立した女性活躍推進法にあった。職場で活躍したいと願う女性たちの個性と能力を十分に発揮できるよう、女性の離職率が高いとされる不動産業界のイメージを改善するべく、タカラレーベンは早速この問題に取り組んだ。

 「Regulus」は、髙荒さんを中心に当時商品企画課長だった綱島星子さんと営業現場の責任者だった岩元里江さんを軸とした女性メンバー4人でスタート。先ず行ったのが、全女性社員への面談だった。現状の不満や将来への不安など、各部署に所属する女性社員たちのリアルな意見をまとめて会社側にフィードバックし社内改善を検討する。その結果、自由に利用できる休憩スペースの設置や、改善アイデアを社内で募集・表彰する取り組みなどを、これまでに実施してきた。

「SALON DE NEBEL」内にあるNEBEL広尾モデルのダイニングキッチン。頑張って仕事を終えた自分へのご褒美に、ちょっとした料理とワインでもてなしてみては。

 会社のため、そして女性社員の幸せのために集まった結束力の高い「Regulus」だが、このメンバーでさえ、幸せと思う働き方はさまざま。だからこそ、髙荒さんが陣頭指揮を取り、単身女性やDINKSの働く女性に向けたマンションブランド「NEBEL」を立ち上げる際には、あらゆる幸せの形を応援したいと考えたのだそう。

 「女性のタイプはいろいろでも、住まいから得られる充実感を幸せと思わない女性はほぼいません。仕事に不満があっても、好きな場所に暮らしていることが心の支えとなってがんばれることもあるくらい、女性にとってどこに住むかとても重要なんですよね。

 『NEBEL』は、仕事以外の時間も充実させられるようにとの思いから、都心のオフィスまでドアtoドアで45分以内、駅から徒歩7分以内の場所に限定していますが、通勤は毎日のことですから、日々の快適さが違います。

 また、これまで少なかった30~50平米未満のコンパクトマンションにしたことで、自分らしいサイズの暮らしが実現できますし、内装を自分好みにカスタマイズしたいというご希望には全力で取り組むことを使命にしていますから、住まいの満足度は大幅に向上すると思います」

ゆったり過ごせるNEBEL広尾モデルのリビングルーム。友人を招いてちょっとしたホームパーティーなども楽しめそう。

 「NEBEL」に住むことで幸せへ近づく女性が増えること。それが、髙荒さんの願いだ。

「単純に『NEBEL』に住んだから幸せということだけではなく、家を買うという大きな決断を下したことによって得られる自信は何物にも変えがたいですし、買ったからこそ見えてくる景色、というものもあります。

 賃貸では手の届かないハイグレードな設備やセキュリティ、そこに住まう住民の意識、外観やエントランスなどマンション全体を通して目に入ってくるものの質など、そこに住むことで得られるポジティブな刺激の数々は、必ずや人生にもいい影響をもたらします。

 今まで数多くのマンションを手がけてきた経験からそれがわかっているので、仕事を成功させてから住宅購入ではなく、住まいから仕事や生活を充実させていくという発想を、もっと多くの女性に持っていただけたら嬉しいですね」

2018.04.27(金)
文=今富夕起
撮影=三宅史郎