時短も節約も。欲張りニーズに
一品で応えるトモズのAPS
◆夜ケアに加えるだけお疲れ印象をリセット。ハーブの香りにうっとり。APSナイトセラム 30mL 1,800円
◆フランキンセンス、レチノール誘導体を配合。目元の小ジワ、ほうれい線が気になる人に。同 クリームコンセントレート 13g 1,186円
◆シートマスクの新顔は、乳酸菌「ラ・フローラ」と発酵植物を配合した美肌菌活マスク。同 シートマスク 麹コラーゲン&コメ発酵液 1枚 191円/トモズ
ドラッグストアが自社でプロデュースしたPVブランドもお宝コスメの宝庫。「こんなのあったらいいな」を作ってくれると評判なのがトモズのPVブランド、APSだ。
「毎日のケアが楽しくなるような高品質の製品をリーズナブルな価格で」という想いを込めて2009年に販売スタート。このブランドの強みは一品のチカラにある。
たとえば、肌悩みに合わせて選べる5タイプ揃ったシートマスク、眠っている間に肌力を底上げする夜用美容液など日常ケアに手軽に組み込めて結果を出すデイリースペシャルなアイテムが多い。実はコスメ好きの薬剤師の女性が開発を担当していて一品一品の極めっぷりが半端じゃないのだ。
配合成分は効果を重視して自然由来の成分と科学成分のいいとこ取りしたハイブリッドをベースに、製品の目的に応じて複数の成分を絶妙にブレンド。肌になじませた瞬間からなめらかな感触に変わる潤い感、もっちりとしたハリ感をもたらすテクスチャー。ちょっぴりクセのある植物の香りも気持ちよく使い続けてもらうための工夫。こうしたこだわりが価格以上の価値を生み出しているのだと思う。リピーターが多いのも納得だ。
いつものケアが物足りないと感じてきたら、気になる肌悩みのケアに一品投入するなら、APSが味方になるはず。リクエストが多かった化粧水は「現在仕込み中」というから楽しみだ。
実は驚くほど進化していた日本のプチプラコスメ。お手軽なだけでなく、どう使いこなすかが大人のプチプラ活用術ですぞ。
吉田昌佐美
キャリア37年の美容ジャーナリスト。新旧の名品やブランドの歴史を知りつくし、研究員からの信頼も厚い。CREAで長年にわたりナビゲーターを務めた連載「ブランド力調査隊」がパワーアップ。確かな分析力と取材力でブランドの「強み」を解説します。
Column
吉田昌佐美のブランド魂発見!
鋭い視点からの取材力と情報の蓄積に定評を持つキャリア35年の重鎮美容ジャーナリストが、コスメブランドそれぞれの「強み」を解説。さまざまな逸品ビューティアイテムに込められた「魂」に迫ります。
2018.03.24(土)
文=吉田昌佐美
撮影=吉田健一