嵐を呼ぶか? 心配なアーティスト

三浦祐太朗『I'm HOME』。オススメは「謝肉祭」。「アンタしっかりしなさいよ!」と説教したくなるほどの女々しい歌いっぷりがたまらない。

 毎年紅白の感想を年賀状代わりに知り合いに送りつけている、熱い紅白ウォッチャーの私。だからこそアレコレと心配も増える。いらぬお世話だとはわかっているのだが……。

●三浦祐太朗
一番心配しているのがこの人である。アルバム『I'm HOME』を聴きファンになった私は断然出てほしい派だ。しかし母親のカバーで出場となると、批判も増えるだろう。さらに「2世が歌い継ぐ昭和の名曲」的な隙間コーナーで2世歌手を集めメドレー的に歌わせるパターンもありそうで怖い。お願いそれだけは絶対やめたげて。あと、出るなら「プレイバックPart2」以外で! 私はあれはアルバムで唯一の選曲ミスだと思っている。

AKB系チームは、賑やかし要員として大物歌手のバックにフィーチャーされがち。2010年の紅白では、細川たかしのステージを盛り上げていた(写真はリハーサルの模様)。単に後ろにズラリと並び手拍子とコーラスをする演出は、無駄に気が散るだけで、お互いを殺し合っている気がするのは私だけだろうか。

●AKBチーム
紅白で卒業発表はもう二度とゴメンである。数年前の大島優子事件がトラウマになっており、今じゃEXILEファミリーの中からも同じことをする人が出てこないかと心配が及ぶくらいだ。

伍代夏子の場合はよい例(こちらもリハーサル)。大物歌手の後ろでアイドルが踊ったり寸劇をしたり芸を披露したりすることで、ジャンルを超えた感動の応援となるのだ。

●桑田佳祐
桑田佳祐と長渕剛は、出演数分前から「なにかやらかしはしないだろうか」と心拍数が上がる。かといって何もなければないでちょっと寂しいのだが。

●福山雅治
カウントダウンライブが大事なのは百も承知だが、ぼちぼちスケジュールの都合をつけてNHKホールに直接歌いに来た方がいい時期ではなかろうか。

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2017.11.11(土)
文=田中 稲
写真=文藝春秋