隠れた絶景レストランで
フュージョン料理に舌鼓
空が淡いピンク色に染まる夕暮れ時に合わせて、隠れ家的な絶景スポットへ。
中心部にあるおしゃれなブティックホテル「El Palomar」の屋上には、サン・ミゲル・デ・アジェンデの歴史地区を一望することができるテラスレストランが。
カウンターに腰掛け、まずは食前酒を。夕日に照らされ、風情を醸すサン・ミゲル・デ・アジェンデの風景は、心に染みる美しさ。
店内では、おしゃれに決めた地元のカップルや、外国人旅行客が、目の前に広がる絶景をうっとりと眺めながら、和やかに食事を楽しんでいる。
メキシコやスペインの伝統料理にインターナショナルな要素をプラスしたフュージョン料理が人気の同店で、特におすすめしたいのは、新鮮な魚介類を使った料理。「タコのアヒージョ」や「白身魚のレモンクリームソース」は、スパイスやハーブの風味が鼻腔をくすぐる、お酒にも合う逸品だ。
「タコのアヒージョ」「白身魚のレモンクリームソース」「仔羊の脇腹肉のロースト」「NY風ステーキ」など。メキシコのレストランで出てくる食事はかなりビッグサイズなので、気になるメニューをいくつか頼んで、みんなでシェアするのがおすすめ。
店員さんが丁寧に注いでくれたのは、テキーラの原料であるアガベのエキスが入った同店オリジナルのメキシコビール「セルベッサ・コン・アガベ・アジェンデ」。グラスに口を近づけるとふんわりとテキーラの香りが! ライトビールなので、飲み心地はすっきり。
デザートにメキシコの伝統菓子「パステル・デ・アロテ」(トウモロコシのケーキ)をオーダー。香ばしいトウモロコシの風味がアクセントに効いた優しい味わい。
いつしか、サン・ミゲル・デ・アジェンデの街並みは漆黒の闇に包まれ、その中に、ライトアップされたパロキア教会がなんとも幻想的に浮かび上がっている。頬をかすめる夜風に誘われ、まるでアート作品のようなこの街をぶらり散歩してみるのもまた、粋な異国体験となるだろう。
ライトアップされ、美しく煌めくパロキア教会。教会前の広場は、若者の歌やダンスで賑やかな雰囲気。
El Palomar(エル・パロマル)
https://hotelelpalomar.com.mx/
【取材協力】
アエロメヒコ航空
http://aeromexico.jp/
株式会社メキシコ観光
http://www.mexicokanko.co.jp/
悠久の時を旅する
メキシコ中央高原へ
2017.07.22(土)
文・撮影=中山理佐
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