一日の始まりは人気のカフェで
オーガニックな朝ごはん!

 パロキア教会から歩いて数分の距離にある「Posada Corazón B&B(ポサダ・コラソン B&B)」の中には、朝ごはんが人気のオーガニックカフェが。60年代のメキシコ邸宅を改装した趣ある建物の周囲には、生き生きと緑が生い茂り、街の中心部にいることを忘れてしまうほどのリラックスした時間が流れている。

太陽の日差しが降り注ぐ、まるでブックカフェのようにおしゃれな店内。
店のアイドル、ポページェ(ポパイ)くんが「ハロー!」と元気にお出迎え。

 地元のオーガニック野菜を使ったメキシコ料理のほか、特製フレンチトーストやパンケーキなどインターナショナルメニューも種類豊富にラインアップ。

ウチワサボテンのソースでいただくエッグベネディクト。ピリリと辛いトマトソースがマイルドな半熟卵と相性バッチリ。卵は、敷地内で放し飼いにしている鶏が産んだフレッシュなもの。
メキシコ料理の定番「エンチラーダ」。奥に見えているチャヤ(マヤ民族が古代から食用としてきた栄養価の高い植物)とオレンジのグリーンジュースが口内を爽やかに癒してくれる。朝ごはんには、メキシコ産オーガニックコーヒー、フルーツプレートorジュースがセットで、220メキシコペソ。

 もう一軒、いま注目のオーガニックカフェを紹介したい。街の中心部から車で少し走った住宅地にあるオーガニックレストラン「Via Organica」だ。

ツヤツヤとして、今にも実が弾けそうなほどずっしりとしたオーガニック野菜たち。契約している地元の約300軒の農家から野菜をフェアトレードで買い取り、販売している。

 店内には、地元の生産者から買い付けた新鮮な野菜や、焼き菓子やパンなどオーガニックフードがずらり。

栽培中の野菜に囲まれた10席ほどある屋上テラス席。貸切予約をすれば、自分たちだけでゆっくりと朝ごはんをいただくことができる。

 店内では、サン・ミゲル・デ・アジェンデ近郊で育ったフレッシュな野菜をたっぷり使った、メキシコ伝統料理や季節のサンドイッチ、特製フレッシュジュースなどを味わうことができる。

パクチー、ホウレン草、パイナップルなど計6種類の野菜と果物が入ったフレッシュジュース。爽やかな飲み心地で、つい一気に飲み干してしまいそう。
トマト、玉ねぎ、青唐辛子の3色でメキシコの国旗をイメージした卵料理「メヒカーナ」(手前)ほか、見た目にも美しいワンプレートの数々。

Via Organica(ビア・オルガニカ)
http://viaorganica.org/

2017.07.22(土)
文・撮影=中山理佐