食自慢のパブでディナーを楽しんだら
アーティストの名前のついた部屋に宿泊

ザ・ホワイト・ハートのインテリア。夜になると照明がぐっと落ちて、落ち着いた大人の雰囲気になります。(C) Dartington Hall
ダーティントン・ホール内のパブ、ザ・ホワイト・ハート。数々の食のアワードを受賞しています。

 ダーティントン・ホールの敷地内にあるパブ、ザ・ホワイト・ハートは、Taste of the Westの銀賞のほか、数々の食アワードを受賞している美食ポット。地元デヴォンの人々も、わざわざ足を運ぶほどだとか。

 地元産のビールやアップルジュースも取りそろえており、また毎週日曜日には、伝統的なロースト料理も楽しめます。

土地の新鮮な食材をつかった料理は、地元デヴォンの人々からも定評があります。(C) Original Image

 お腹がいっぱいになったら、中庭を横切って、ホテルの自室へ。

 学生寮を思わせる中庭に面した客室は、遡ること600年前、邸宅が建てられた当初は数多くの使用人たちのための部屋でもあり、またエルムハースト夫妻の元では実際に学生たちの宿泊施設としても使われていた期間もあったとのこと。

 現在では全面改装され、スイートほかいくつかのカテゴリーの客室があるので、広めの部屋がお好みの場合は、ダブルやデラックスのシングルユースもおすすめです。

イーストウィングのダブル・オンスイート。(C) Original Image
ウェストウィングのダブル・オンスイート。(C) Original Image
1階の中庭に面したシングルルームの窓からは、こんな雰囲気のある景色がのぞめます。

 各部屋には、ダーティントンにちなんだアーティストの名前がつけられているので、廊下を歩きながら客室名をチェックしてみては。

 柳と濱田の名前は残念ながらありませんが、リーチ(エルムハースト夫妻と親交のあったバーナード・リーチの名前から)、ホルスト(英国人作曲家グスタフ・ホルストの娘イモージェン・ホルストがダーティントンで教えていたことから)ほか、興味深い名前を見つけることができます。

Dartington Hall
(ダーティントン・ホール)

所在地 The Elmhirst Centre, Dartington, Totnes TQ9 6EL
電話番号 01803-847150
http://www.dartington.org/

【取材協力】
英国政府観光庁

https://www.visitbritain.com/jp/ja

Visit Cornwall
https://www.visitcornwall.com/

VisitDevon
http://www.visitdevon.co.uk/

安田和代(KRess Europe)
日本で編集プロダクション勤務の後、1995年からロンドン在住のライター編集者。日本の雑誌やウェブサイトを中心に、編集・執筆・翻訳・コーディネートに携わる。
ロンドンでの小さなネタをつづったフェイスブック www.facebook.com/kresseuropelimited
運営する編集プロダクションのウェブサイト www.kress-europe.com