#21
自分でお手入れをシンプルにする
1品残すなら乳液?
スキンケアはその気になればどこまでもシンプルになる。消去法でどんどん消していけば、上手に“断捨離”できるはず。
2品残すならば、化粧水とクリームまたはオイル。1品まで絞るなら、クレンジングまでできる乳液を残して……というふうに。その上で、今話題の美容液を1本加えるというのはどうだろう。
#22
クリームかオイルかで迷ったら
今はオイルを買う
少なくとも今はオイルの時代。上質のオイルがたくさん生まれている上に、オイルならマッサージもできるし、美容液などに混ぜて使うこともできるから、おのずとお手入れに広がりが生まれる。マッサージに使えば肌を温めることもできるから、満足度は高いはず。コストパフォーマンスを考えても、今はオイルのほうが満足度が高いのだ。
#23
エイジングケアと美白コスメ
そしてファンデーションは
常に新製品を買う
未だ、常に進化し続けているものだから。
#24
去年と今年のベスコスを見比べると
買うべきものが見えてくる
ベスコスにだって一過性のものはあり、いちいち振り回されているだけじゃ、やっぱり能がない。
だから去年と今年のベスコスを見比べて。2年続けて注目を集めているアイテムは絶対買い。今まさに進化している底上げ上昇中アイテムだから。そういうふうに、べスコスを、市場を読む1人マーケティングに使ってみて。
#25
美容に疲れたら
スキンケアもベースメイクもオールインワンを使えばいい。美容はここまで楽なのだと知るために。
#26
トータルケアと悩み別ケア
1品ずつ組み合わせるのが賢い
今の時代、トータルケアか、悩み別ケアか、化粧品の進化は、どんどん両極の方向に進んでいる。つまり、何でもかんでも1人でやってしまう全方位トータルケアの1品と、1つの悩みに特化したトラブルケアの1品。この2品を組み合わせれば、今最高峰のお手入れができるということ。まずは自分の悩みを明確に。
#27
効かない化粧品は、どうしたら効くか
自分でそのツボを探してみる
たくさん使う、叩き込む、 マスクに、マッサージに。必ずどこかでハッとする。買ったことを後悔しないのも、1つの美容。
#28
使わなくなった
化粧水や香水はお風呂で使う
化粧水は30ミリリットルくらいをドボッと混ぜて。香水は数滴タラして。
#29
化粧品を人にあげる
その時はひと手間かけて
使わなくなった化粧品、使ってくれる? と聞いたら、喜んでくれる人は喜んでくれるもの。ただ自分が使っていた化粧品を人にあげるのは、使用済みのハンカチを人にあげるようなもの。きちんと洗濯してアイロンをかけて、リボンをかけて、そのくらいの気配りがあること、それがあなた自身をきれいに見せる。
#30
化粧品の捨てかたが
その人の“女の部分”を物語る
化粧品って、こんなに汚くなるものなの? と驚くぐらいの無残な形で捨てるのは、絶対にタブー。パレットなら鏡もきれいに拭いて。口紅の周りをぐるりときれいに拭いて。もちろんスキンケアのボトルの口もともきれいに拭いて。
使い古した化粧品すら、美しく捨てる、何となくでもキレイになるために……それが美容なのだから。
齋藤 薫 (さいとう かおる)
女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。近著に『されど“男”は愛おしい』(講談社)がある。
Column
齋藤 薫 “風の時代”の美容学
美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍する、美容ジャーナリスト・齋藤薫が「今月注目する“アイテム”と“ブランド”」。
2017.04.02(日)
文=齋藤 薫
撮影=西原秀岳