京の食卓の必須アイテムとも言える“おあげさん”。おばんざい教室「五感食楽」主宰の小平泰子さんに、家でも外でも楽しめるおあげさんについて伺いました。

 第5回は、大黒屋の「きつね丼」をご紹介。

» 第1回 お家で作るおあげさんレシピ
» 第2回 京料理の技が光る「たぬきごはん」
» 第3回 おあげたっぷり濃厚「カレーうどん」
» 第4回 繊細なだしが贅沢な「きつねうどん」
» 第6回 暑い夏にぴったり「冷しきつね」

だしを含みやすいおあげは特注品!

◆ 大黒屋

きつね丼 880円

 大正5年創業の老舗。たっぷりだしを含むようにと、錦市場「近喜」で特注した肉厚のおあげと九条ねぎを使ったきつね丼。

「少し甘めなので、買い物で疲れた時に食べたくなって立ち寄ります。通し営業なのもありがたいです」(小平さん)

大黒屋
所在地 京都市中京区木屋町蛸薬師西入ル南車屋町281
電話番号 075-221-2818
営業時間 11:30~20:45(L.O.)
定休日 火曜
URL http://www.daikoku-ya.jp/

● 今回お話を伺ったのは……

小平泰子(こひらやすこ)さん
おばんざい教室「五感食楽」主宰。旬の食材を使ったお料理教室を京都と東京で主宰。著書『京都おかず菜時記』(京阪神エルマガジン)が発売中。

2016.07.25(月)
Text=Mako Yamato
Photographs=Makoto Ito
Edit=Kanako Shibuya

CREA 2016年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

いまの47都道府県いいとこどり。

CREA 2016年8月号

日本のいいとこ、いいもの、おいしいもの!
いまの47都道府県いいとこどり。

定価780円