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COLUMN
純文学、エンタテインメント、ノンフィクション、自叙伝、エッセイ……。あの本に込められたメッセージとは?執筆の裏側とは? そして著者の素顔とは? 今、大きな話題を呼んでいる本を書いた本人が、本音を語ります!
松田青子の目で世界を見てみたくなる 『ワイルドフラワーの見えない一年』
50という数にこだわり、約1/3の作品をこの本のために書き下ろし。収録順も松田さん自身で決めた。1~数行でオチがつくたくらみが楽しい作品、ナショナルアンセム(…
2016/11/04
淡くても美しい関係を丁寧に表現した 山崎ナオコーラの『美しい距離』
不治の病におかされた妻を、保険会社に勤める夫は、やさしく見舞う。爪を切ってあげ、たわいのないお喋りをする……。「小説家としての自分の仕事のひとつは、フェミニン…
2016/10/02
6匹の子猫たちと人々との物語 柳美里の『ねこのおうち』
ノラ猫たちを引き取ったり、不妊手術をしたりと面倒を見る人々と、軽々しく捨てたり毒えさを撒いたりする人々など、人と猫との距離がさまざまな形で描かれる。4つの中短…
2016/09/03
音楽を作る“大事な材料”を描写した 尾崎世界観の初めての小説『祐介』
売れないバンドマンの祐介は、ライブハウスで5人の観客を前に演奏し、他のバンドのファンに手を出す。アルバイト先のスーパーでは、一癖ある同僚や常連客が平穏を揺らす…
2016/08/03
運命的な愛の行方を追う究極の恋愛小説 平野啓一郎の『マチネの終わりに』
38歳の天才クラシックギタリスト・蒔野聡史と、海外の通信社に勤める40歳のジャーナリスト・小峰洋子は強烈に惹かれ合い……。新聞とウェブという2つの媒体でほぼ同…
2016/07/02
ひとりひとりの人生に橋が架かる 吉田修一の最新長編『橋を渡る』
物語の幕開けは2014年の春、東京。ビール会社の営業課長・明良は、妻と甥っ子と3人暮らしをしている。ある日、差出人不明の贈り物が家に届けられたことから、世界の…
2016/06/01
鎮魂と救済の新しい物語 彩瀬まるの『やがて海へと届く』
ホテルのダイニングバーで働く真奈は、いまだすみれの不在を受け入れられずにいる。ある日、すみれと同棲していた遠野が、すみれのものを処分するから立ち会ってほしいと…
2016/05/03
甘さのみならず苦味や酸味もある群像劇 千早茜の『西洋菓子店プティ・フール』
フランスへの留学経験もある亜樹は、恋人の祐介にプロポーズされたことをきっかけに有名パティスリーを辞め、昔ながらの祖父の洋菓子店で働くことに。だが、新しいレシピ…
2016/04/03
性や家族を取っ払った近未来を描く 村田沙耶香の『消滅世界』
人工的な生殖ではなく、愛し合う男女の性行為からの子作りが〈正しい〉のだと、母から聞かされて育った雨音。社会システムの合理化が進む中で、母の世代の価値観を捨てて…
2016/03/02
男心が分かる、“泣ける”恋愛小説 長嶋有の最新長編『愛のようだ』
戸倉は40歳にして免許を取得し、友人の須崎、その恋人の琴美と初めての長距離ドライブへ出かける。伊勢神宮へ願掛けに行くためだ。その後も車に乗るたびに、あの時の思…
2016/02/02
罪はどう償われるべきかを問いかける ピエール・ルメートルのミステリー
パリ警視庁のカミーユ・ヴェルーヴェン警部は、異様な手口の猟奇殺人事件をつなぐ恐るべき共通点を見つけたが、さらなる悲劇が彼を襲う。カミーユと妻とのロマンスの結末…
2016/01/04
環状八号線沿いの6つの恋物語 畑野智美『感情8号線』
第1話「荻窪」は、餃子屋でバイトをし、演劇活動に励む女の子が主人公。バイト仲間の男の子にずっと片思いしているが、別の男の子に告白されて……。最終第6話「田園調…
2015/12/03
身動きが取れなくなった場所から抜け出す瞬間を描く、青山七恵『繭』
これまでも、一対一の関係にこだわった作品を書いてきた青山さん。本書では、舞とミスミ、舞と希子、ミスミと希子、希子と危うい情夫・道郎との、どこかバランスの悪い幾…
2015/11/02
ミュージシャンでもある寺尾紗穂が聞いた 「南洋群島」で暮らした人々の生の声
初めてサイパン島に足を踏み入れたのは2004年の夏。それからおよそ10年間、かつて南洋で暮らしていた人々に直接会ってその声を記録した長篇ノンフィクション。前著…
2015/10/04
戦後の過酷な運命を描いた渾身の一作 中脇初枝『世界の果てのこどもたち』
珠子、美子、茉莉が戦時中の満洲で結んだ友情。つらい運命を乗り越えるときには思い出して、力に変えた。戦後の混乱の中で、大人になった3人はそれぞれ、かつて仲良しだ…
2015/08/31
祖国への思いを出し切った直木賞受賞作 東山彰良が綴る家族の物語『流』
台湾の初代総統が死去した年、祖父が殺された。台北に暮らす17歳の秋生は犯人捜しを試みるが、喧嘩に恋にこっくりさんに兵役に……と毎日が忙しい。日本へ、中国大陸へ…
2015/07/27
展覧会の仕掛けを疑似体験できる 画家・山口晃によるユニークな作品集
編集段階でできあがっていたものを全点収めた完全版図録。ひねりの利いた表題の意味は、過去に対峙しつつ見えない未来(前)へと後ずさりして進んでいく(=前に下がる)…
2015/06/29
山本周五郎の時代小説を原作に 望月ミネタロウが描いた傑作漫画
文庫本にして70ページの中篇小説を、想像力で膨らませ、巧みな演出と類い稀なデザインセンスで描き上げた。「原作を読んだ時、実はりつという女の子のほうが主人公では…
2015/05/27
森見登美彦の書き継ぐ人気サーガ 『有頂天家族』待望の第二部が降臨!
狸の名門一家の兄弟や新キャラたちの活躍はいかに。下鴨家の長兄には自分の中の長男気質を、次兄には引きこもりちっくな部分を、三男には小説を書く自分を、末の弟には幼…
2015/04/21
内戦下のソマリアの「素の姿」を描く 高野秀行ならではのルポルタージュ
国に恋する、という気持ちを初めて抱いたノンフィクション作家は再びソマリアへ旅立った。目標はソマリ社会の「素の姿」を見ること。伝統料理に舌鼓を打ち美白に夢中なガ…
2015/04/05
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戦後、ひとりぼっちになったやなせたかしさん…ライオンの石像、三越ライオン像、『やさしいライオン』の3頭が運命の歯車を動かし始めた
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『CREA』2025年春号(通常版)に関するお詫びと修正版PHOTO CARD送付のご案内
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「CREAかわいいニャングランプリ2025」個人情報に関するお詫びとご報告
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CREA2025年冬号の記事にて お詫びと訂正がございます
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