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COLUMN
純文学、エンタテインメント、ノンフィクション、自叙伝、エッセイ……。あの本に込められたメッセージとは?執筆の裏側とは? そして著者の素顔とは? 今、大きな話題を呼んでいる本を書いた本人が、本音を語ります!
直木賞受賞作『ファーストラヴ』 著者・島本理生さんにインタビュー
家庭に問題があって家出した少女たちのドキュメンタリーなどにもインスパイアされたという本書。島本さんはなるべく現実との整合性を持った物語にしたいと、地方都市や関…
2018/08/06
娘が綴る破天荒な父親のライフストーリー 『生きるとか死ぬとか父親とか』
父のライフストーリーを綴った1冊は、娘と父が膝を突き合わせた約2年間のドキュメントでもある。初耳エピソードが開陳されるたびに、娘が抱く父のイメージが微妙に変化…
2018/07/01
韓国文学界の期待の星による“祈りの書” ファン・ジョンウン『野蛮なアリスさん』
土地神話に踊らされる大人たちと、圧倒的な暴力にさらされて育つアリシアと彼の弟の哀切な日々を描く。言葉で殴りかかられているような稀有な読書感覚。巻末の著者からの…
2018/05/28
全篇がガール・ミーツ・ガール 王谷晶の『完璧じゃない、あたしたち』
全23篇はグッとくるタイトル揃い。「ばばあ日傘」「Same Sex, Different Day.」「北口の女(ひと)」「だからその速度は」「春江のトップギア…
2018/05/05
あるある感いっぱいの結婚小説 小野寺史宜の『それ自体が奇跡』
田口貢と綾は、小野寺ファンにはおなじみの密葉市にある「みつば南団地」に住み、同じ百貨店で働く30歳の同い年夫婦。「報酬はゼロ、百貨店の業務に支障が出ることは確…
2018/03/28
「女の子のことばかり」になっていった 東山彰良の自己最長タイトル短篇集
舞台は福岡、博多。イケてない(モテない)大学3年生の有象くんと無象くんのコンビが、実らぬ恋にもじもじし、コイバナをキャッチしては興味津々で耳を澄ます、春夏秋冬…
2018/02/06
地方女子の本音とまちづくりの本質に迫る 山内マリコの『メガネと放蕩娘』
長女のタカコは家業は継がずに市役所の広報課に勤める公務員に。田舎を嫌って出奔した次女のショーコは、10年ぶりに街に戻ってきたが、街の惨状に胸を痛め……。地元愛…
2018/01/03
読み手を翻弄するたくらみに満ちた 古谷田奈月の連作短篇集『望むのは』
優れた色彩感覚を持つ高校1年生の小春は、お隣に引っ越してきた同級生の歩君から「見たことのない色」を感じる。ゴリラの母親を持つ彼は、本当のところ、自分自身をどう…
2017/12/01
自死遺者の心情を追った意欲作 高橋弘希の『日曜日の人々』
〈僕〉は従姉の自死をきっかけに、心の傷を抱えた人々による自助グループ「レム」の存在を知った。不眠症で希死念慮を持つ管理人・吉村や、クレプト(窃盗症)の通称「ビ…
2017/11/05
“社会全体での子育て”をシミュレート 小説『キッズファイヤー・ドットコム』
クラウドファンディングで子育ての寄付を募る「日本を革命するソーシャル子育てサイト」が発足。出資金額に応じて、子どもの成長を見守る会員限定ブログの閲覧や命名権(…
2017/10/04
蚕と男と運命にからめとられた女の物語 谷崎由依の『囚われの島』
もう何年も、島から出たことがない〈ぼく〉は舟を待っている。舟は一度も島に着いたことがないけれど、舟が着いたら自分は殺されてしまうだろう。そんな夢の語りが、由良…
2017/09/02
盲人ランナーと伴走者の人間関係を描く 朝倉宏景『風が吹いたり、花が散ったり』
高校を中退し、都内の居酒屋でフリーターとして働く19歳の亮磨。盲人マラソンに挑戦するさちの伴走者となった理由は、罪悪感だった……。チームを組んで走ることは、責…
2017/08/02
少女たちだけの王国で育まれる物語 松浦理英子の『最愛の子ども』
私立玉藻学園高等部二年四組で、パパ、ママ、王子様という配役を与えられた、日夏、真汐、空穂。少女たちだけの王国で紡がれるロマンスの行方は。〈わたしたち〉という一…
2017/07/04
一人が二人になる気配を詳細に描いた『やめるときも、すこやかなるときも』
初恋の呪いを引きずった32歳の壱晴と、恋愛や結婚に憧れる気持ちはあるものの32歳の今も処女の桜子。二人が偶然出会い、必然の恋をする。ちょっと天然な桜子のコミカ…
2017/05/22
人生の最後に食べたいものを作家に問う オカヤイヅミ『おあとがよろしいようで』
友人から『ツイッターで、“何々が食べたい”としかつぶやかないよね』と言われるほど、食べ物のことを考えたりお料理したりが大好きで、〈人生は長い呑み会〉が座右の銘…
2017/05/01
オスカー・ワイルドに真剣勝負を挑んだ原田マハの『サロメ』
21世紀のロンドンで、未発表の『サロメ』の原画が発見される。妖女サロメが口づけようとしている男の生首。その有名な絵に描かれている男の顔は、未発表版では違ってい…
2017/03/20
女ひとりの生活の豊かさを教える 綿矢りさの『私をくいとめて』
おひとりさまの生態が詰め込まれた“あるあるネタ”にも、黒田さんとAとのリアルな会話にも、共感できて楽しい長篇。黒田さんと多田くんとのほわんとした恋の行方だけで…
2017/02/15
東京にしかいない人種を書ききった 山内マリコの『あのこは貴族』
花ムコ候補と待ち合わせた激安大衆居酒屋で男女共用の黄ばんだトイレを見た瞬間、「一分一秒もここにいたくない」と松濤の我が家へきびすを返す……というシーンを、上か…
2017/02/03
異世界への入口をそっとのぞき見る 旅情奇譚、森見登美彦の『夜行』
10年前、「鞍馬の火祭」を見物に行こうと集まった、京都の英会話スクールに通っていた6人の仲間たち。だがその夜、仲間のひとりが姿を消した。失踪した長谷川さんを忘…
2017/01/02
科学に潜む“人間臭さ”を小説で読む 元研究者・伊与原新の『ブルーネス』
なぜ予知できなかったのか――。東日本大震災によって存在意義を問われた地震学者達の中から、新たな計画が生まれる。海底の変化をモニタリングすることによって、津波の…
2016/12/04
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戦後、ひとりぼっちになったやなせたかしさん…ライオンの石像、三越ライオン像、『やさしいライオン』の3頭が運命の歯車を動かし始めた
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