山懐に抱かれたフロントロビー。御影石のベンチにも山が映る。 ロビーラウンジのライトは寄木細工の「ずく」を使用したもの。 リニューアルで新設された2室限定の「箱根ごこちスイート」。左右にベッドルームがあり大勢で気兼ねなくくつろげる。 大きなピクチャーウィンドウの向こうは湯坂山の大自然。 大浴場は一枚絵のような景色を望む半露天風呂。どんな季節に来ても絵になるに違いない。 大浴場へのアプローチでは、参勤交代をモチーフにしたアートワークが目を楽しませる。よく見ると箱根駅伝の走者も? あえてベランダを作らず大きな窓の前にカウンターを設えた「清流リビング付き和洋室」。ダイナミックな箱根の景観に没入できる。 左:中庭に新設された「さわ茶屋」は、東海道の難所として知られた箱根路で旅人の疲れを癒した茶屋のイメージ。右:温かいお茶と団子の振る舞いに、ホッとひと息。 左:箱根の伝統工芸・寄木細工の“ずく引き”という工程を体験できる「ご当地楽」。かんなで削り出した“ずく”をフォトフレームに。右:隣接するショップでは、モダンな寄木細工の作品も購入できる。 横浜に居留地ができた明治期に、近郊の保養地として欧米人や上流階級の人たちに親しまれた箱根。夕食のメイン「明治の牛鍋」も当時の流儀に従い、厚切りの牛肉を味噌ベースの味付けでいただく。 左:会食の最初に登場する“ご当地先付け”は、峠の茶屋で親しまれた甘酒を使った「甘酒ヴィシソワーズ」。中央:山中にありながら海が近く魚介類にも恵まれているのが箱根のいいところ。お造りも鮮度抜群。右:旅の携帯食でもあった黒豆を使った甘味「黒豆ティラミス」。 野菜や練り物、お肉のせいろ蒸しがうれしい朝食。白米に焼き魚、卵焼きなど、定番の和食がちゃんとおいしい。