韓国・ソウル【間違いのない焼肉の名店3選】現地在住コーディネーターが“足繁く通う”《知る人ぞ知る豚焼肉》《24時間営業の韓牛》《箸が止まらないチャドルバギ》

チャドルバギの老舗店といえばここ！

すべての写真を見る

　最後に、三角地（サンカクチ）にある「ボンサンチプ」をご紹介。韓国では老舗店のことを「ノポ」と呼びますが、外観からノポの風情が漂うこちらのお店は、「ソウル三大チャドルパギ（牛のバラ肉を薄く切った韓国焼肉用の肉）」のうちのひとつとしても有名で、2024、2025年のブルーリボン（韓国版ミシュラン）も獲得しています。

　時折やってくる「チャドルバギが食べたい！」の衝動に駆られたら最後、1人で訪問し2人前食べたことも。

　ボンサンチプの真骨頂は何と言ってもこの特製ダレ。さっぱりとした酢醤油、ネギと青唐辛子がたっぷり入ったタレに、さっと焼いたチャドルバギをつけて食べると……もはや無の境地。

　脂身が多いお肉ですが、タレのおかげで後味さっぱり！　大げさではなく無限に食べられてしまいそう。相性ばっちり。これが“ケミ”というものかと思わず唸ります。

　普段はお酒を飲まないけれど、ここにくるとビールを頼みたくなる……。肩の力が抜けた、適度に雑でアットホームな雰囲気も韓国らしくて良いのです。

　ちなみに、ボンサンチプは支店もありますが、「支店よりも本店がダントツで美味しい」は韓国あるあるで、もちろんこちらのお店も例にもれず。支店とは味も雰囲気も異なるので、韓国旅行中にチャドルバギが食べたくなったら迷わず本店をおすすめします。