ボブは「重ための内巻きボブ」から進化中
現在のトレンドとずれてしまいやすいもうひとつのヘアスタイルは、2010年代の一大トレンドだった、重ためでふわっと内巻きにしたボブ。きゃりーぱみゅぱみゅに代表される原宿系や、「森ガール」など、フェミニン系ファッションの流行と共に広まった“チークが映える”スタイルでした。
しかし、近年はメイクやファッション全般において、フェミニンな要素は抑えめになってきています。現在のトレンドは、むしろクールでラグジュアリーな印象がベース。よって、フェミニンな印象の「重ための内巻きボブ」は今のトレンドとは乖離してしまいがちなのです。ボブスタイル自体は普遍的に愛され続けているのですが、その見た目はトレンドに応じて変化し続けています。
近年の流行は「ストレートタッチで大人なボブスタイル」
ヘアスタイルのトレンドは、ここ2～3年のうちに一気にストレートタッチに移行し、今は“すんっ”と形容したくなるような、縦に落ちるシルエットのボブスタイルが主流です。横に膨らむボリューム感を抑え、濡れ感あるスタイリングにすることで大人っぽさも担保されています。
「透け感のある前髪」と「ストレートタッチなボブ」。この2つのスタイルはシチュエーションを問わず使えるので、これからもしばらく定番化するでしょう。
2025.10.19(日)
文・イラスト＝操作イトウ
