「僕はいつでも自分に挑戦していたいんです」
「お会いする前は静かで落ち着いた印象がありましたが、本当はエネルギッシュで明るい方。ジョンアのハツラツとした部分にはご本人の明るさがよく表れていると思いますし、僕自身もたくさんエネルギーをもらいました。とても楽しい撮影でした」

現在はD. O.としてのアジアツアーのまっただなかで、日本公演も控えている。「俳優業・音楽活動だけでなく、さまざまな活動に取り組むなかで多くの経験と学びを得てきました。本作の演技にも、それらすべてが自然と活きていると思います」という。
今後も俳優業は積極的に続けていく姿勢だが、「作品のジャンルや演じる役柄にこだわりはありません」と率直に語った。「まだ演じたことがないような新しい役を演じていきたい。僕はいつでも自分に挑戦していたいんです」

ド・ギョンス 1993年、韓国・高陽生まれ。12年にK-POPグループEXOのメインボーカルD. O.としてデビュー。初期から演技に挑戦し、『神と共に 第一章:罪と罰』(17年)、続編の『第二章:因と縁』(18年) や『スウィング・キッズ』(18年)などに出演。『THE MOON』(23年)では大鐘賞の主演男優賞にノミネートされた。
INTRODUCTION
台湾の大スター、ジェイ・チョウが監督・主演して大ヒットした2007年の『言えない秘密』を原案に、新解釈で作られたのが、この『シークレット・メロディ』。主演はK-POPグループEXOのD.O.ことド・ギョンス。ヒロインを演じたウォン・ジナは、映画では初の大役を務めた。監督のソ・ユミンは『八月のクリスマス』(99年)、『四月の雪』(05年)、『ハピネス』(07年)などを手がけたホ・ジノ監督の下で助監督などを長年務め、今作が長編2作目。
STORY
若きピアニスト、ユジュン(ギョンス)は、スランプでドイツから韓国へ帰って来た。編入した音楽大学で、ふと聞こえてきた美しいメロディに魅かれ、訪ねた練習室で同じ3年生のジョンア(ジナ)に出会う。二人は、デート、ピアノの連弾、出会いのきっかけとなった曲「Secret」を教えてもらうなど、愛を深めあう。しかし気持ちのすれ違いから突然逢えなくなってしまう。そんな中、ユジュンが演奏中の音楽会に姿を見せたジョンアは、ユジュンに「お別れを言いにきた」と告げる。
STAFF & CAST
監督:ソ・ユミン/脚本:ソ・ユミン、ユ・スンヒ、シン・ウンギョン/原案:ジェイ・チョウ/出演:ド・ギョンス、ウォン・ジナ、シン・イェウン、ペ・ソンウ、カン・マルグム/2025年/韓国/103分/配給:クロックワークス/© 2025 SOLAIRE PARTNERS LLC & HIVE MEDIA CORP ALL RIGHTS RESERVED

2025.10.18(土)
文=稲垣貴俊