クリエイティブな日本料理に目からウロコ!

レストランなどの施設群は敷地のほぼ中央にまとまっています。
オールデイダイニングの「マッズ・ラング」は、緑の斜面や絵になるプールを見下ろす高台に位置しています。メニューは近隣の農家で手摘みされた野菜などを使った、インドネシア料理や各国料理。朝食はビュッフェと、卵料理などの温かい料理を注文するセミ・オーダースタイルです。

ちなみに、「マッズ・ラング」とは、オランダ統治時代にバリ島の人々と西洋人との仲介役を担った、デンマークから来た有名なスパイス商人。このケリキの谷で人生を終えたそうです。

カクテルタイムにゲストが集まる「オフィサーズ・テント」は、各国のカペラ・リゾートでいうところの「リビングルーム」(ラウンジのような存在)。開拓時代に1日の仕事から戻ってきた男たちが集う“ジェントルマン・クラブ”のイメージだそう。昔日のインドネシアのモノクロ写真や当時を彷彿させる家具が印象的です。


クリエイティブなダイニング体験が楽しめる「アピ・ジワ」は、シェフを囲むようにゲストのテーブルが配置されています。目の前で繰り広げられるシェフのワザを眺めつつ、説明を聞き、斬新な食材の組み合わせのテイスティングメニューをいただきます。


「アピ・ジワ」で和食をはじめとするアジアの影響を受けたテイスティングメニューを体験しました。ツナ・タルタルの上に見た目はイクラのタピオカがのったアミューズや、ブッラータチーズと大根、手作りベーコンをのせた茶わん蒸し、ミョウガやショウガが入ったつくねを詰めた手羽先の照り焼きなど、コースを構成する10品それぞれが、和と洋の斬新な組み合わせ。新しい感性と美味しさに出会えました。




そして食後は「キャンプファイヤー」でリラックス。焚き火を前に焼きマシュマロやホットチョコレートを楽しみながら、星空の下、往年のバリ島のモノクローム映像を鑑賞。炎や映像をぼーっと眺めたり、語ったり、どこか心落ち着く夜の時間。こうしてカペラ・ウブドの夜は更けていきます。
