――日々の暮らしを大切にされるなかで、心がけていることはありますか?
長澤 健康ですね。心の健康と体の健康はつながっていると思っているので、適度な運動も心がけています。例えば、健康のために、体を動かそうと家事をしたりもします。運動にもなるし、家も綺麗になって一石二鳥です。

健康食品も大好き
――スタイルと美を保つ秘訣は「家事」ですか?
長澤 それも健康です(笑)。だから、健康にいいと言われるものは、何でも試します。健康食品も大好きなので、健康食品もよく食べています。
――応為がいきいきと輝いていたのは、好きなことをしていたからでもあると思います。長澤さんも好きなことをする時間は大切にされていますか?
長澤 そういう時間はまだ持てていないので、これからの人生で持ちたいと思っています。やりたいことはいっぱいあるので、今、生きているうちに自分がやりたいと思っていることをまとめた「バケットリスト」に項目をたくさん書いているところです。かなりリストが埋まってきたので、死ぬまでには全部やりたいなと思っています。
『おーい、応為』
監督・脚本:大森立嗣
キャスト:長澤まさみ 髙橋海人 大谷亮平 篠井英介 奥野瑛太 寺島しのぶ 永瀬正敏
原作:飯島虚心 『葛飾北斎伝』(岩波文庫刊) 杉浦日向子 『百日紅』(筑摩書房刊)より「木瓜」「野分」
配給:東京テアトル、ヨアケ
©2025「おーい、応為」製作委員会
公開日:2025年10月17日(金)
https://oioui.com/
葛飾北斎の娘であり、弟子でもあったお栄。いつも北斎から「おーい、おーい」と呼ばれることから「葛飾応為」という号を授かり、女性絵師として活躍した女性の半生を、『日々是好日』(2018年)、『星の子』(2020年)の大森立嗣監督・脚本が映画化した。応為を時代劇映画初主演の長澤まさみが、北斎を名優・永瀬正敏が演じるほか、そうそうたる顔ぶれが鮮やかに色を重ねるように本作を紡ぎ上げている。
《STORY》
葛飾北斎の娘、お栄はある絵師のもとに嫁ぐが、かっこうばかりの夫の絵を見下したことで離縁となり、父のもとへと出戻る。やがて父親譲りの才能を発揮していくお栄は、北斎から「葛飾応為」という名を授かり、ひとりの浮世絵師として時代を駆け抜けていく。嫁ぎ先を飛び出してから20余年、師弟でもある北斎と応為父娘は、長屋の火事と押し寄せる飢饉をきっかけに、北斎が描き続ける境地“富士”へと向かうが──。

2025.10.17(金)
文=相澤洋美
写真=榎本麻美
ヘアメイク=スズキミナコ
スタイリスト=百々千晴