◆7位『恋とか夢とかてんてんてん』世良田波波

 夢を抱いて上京したけれど何もつかめないまま10年が過ぎ、気づけば29歳のフリーターに。

 そんなカイちゃんが片想いの相手を追って大阪へ!

 空回りがちな彼女のやるせなさ、せつなさを感じながら……豪雨の中を爆走するような必死さと一抹の快感が、淀みを洗い流してくれる気がするのです。

「この作品が持っている浮力は一体なんなんでしょうか」(ミュージシャン 澤部渡さん)

「カイちゃんの痛々しさ、寂しさをおしゃれでポップな絵柄が引き立てている」(マンガ家 つづ井さん)

ミュージシャン
澤部渡(さわべ・わたる)さん


マンガ家
つづ井(つづい)さん

次のページ ◆8位『夏の終点』西尾拓也

CREA 2024年秋号
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