野菜たっぷりの無水カレーを作ってみた!

 私も実際に、無水調理を試してみました。作ったのは「チキンと野菜のカレー」。

 材料は、トマトと玉ねぎ、セロリに手羽元、あとはにんにくとしょうが、市販のカレールー。野菜は切り、手羽元はそのままで、順番に内鍋に入れていきます。

 あとは、内鍋を本体にセット。本体上部のボタンを数度押して、メニュー番号を選択したら、スタートを押すだけです。無水カレーは約65分で仕上がります。

 運転音はとても静か。近くに行くと、たまに「まぜ技ユニット」がかき混ぜてくれている音が少し聞こえる程度です。加熱がはじまると、だんだんいい香りが漂ってきます。

 ピーッというお知らせ音が聞こえたら、完成です。

 ふたを開けてみてびっくり! 水をいれていないはずなのに、サラリとしたカレーが出来上がりました。かき混ぜてみると、トマトやタマネギはほとんど溶けた様子。

 味はコクがあり、トマトや玉ねぎの甘みがしっかりと感じられます。手羽元も下茹でなどはせず入れたのですが、スプーンでほぐせるほどやわらかく煮込まれていて感動。

 ちなみに、予約調理もできます(最大12時間)。例えば、無水カレーを18時仕上げで予約調理する場合、「朝、仕事へ出かける前に食材をセットして、本当に大丈夫? 生肉などは腐らない?」と不安かもしれませんが、ご安心を。

 予約中は食材が腐敗しないように一度火を通し、そのまま高い温度をキープして、設定時刻の直前にさらに温度を高めて仕上げてくれる仕組みです。仕事から帰ってきて、すぐできたてのあたたかいごはんが食べられるのは嬉しいですよね。

2015.11.06(金)
文・撮影=齋木香奈美