雨の日はサンバイザーの出番!?
在宅で仕事をしていることが多いとはいえ、送迎する保育園は2カ所にわたり、家を出てから2人の子どもを連れて戻るまで、要する時間は1時間半。さらに雨がふると、送迎もひと仕事だ。
雨の日対策として小田さんが重宝しているものは、ひとつは自転車チャイルドシート用レインカバーだ。着脱や乗せ降ろしが簡単で、子どもが濡れることもない。
小田さん自身はレインコートを着用する。レインコートは、顔を覆うものがないので顔が濡れてしまったり、後方確認がしづらいことも。そこで小田さんが愛用するのは「サンバイザー」だ。
「サンバイザー」をレインコートのフードの下に着用すれば、顔がずぶ濡れになることもなく視界が確保できる。
レインコートの下に装着するサンバイザーのおかげで視界も遮られず、雨にも濡れず。
さらに、「東京アメッシュ」(外部サイト)というアプリで雨の動向をチェック。「この雨は5分後にはやみそうだからお迎え時間を少しだけずらそう」といった判断に使っている。
PAとして働き始めて2年。小田さんは、徐々にクライアントも増え、充実した毎日をおくる。周囲のフルタイムママたちが「今の会社をやめたら、私には何もスキルが残らない」と不安を感じている様子を見るにつけ、「あなたにはできることがたくさんあるはず。PAという選択もあるんじゃない？」と言いたくなってしまうという。
夫が転勤族であっても、自分自身が仕事をすることを諦める必要はない。会社という組織のもとにいなくても、ライフスタイルに合わせた働き方はいくらでもある。
「社会にはさまざまな働き方が広まっていることを、自分の仕事を通して世の中に伝えていきたいですね」と小田さんは、PAとしての誇りと使命を静かに語ってくれた。
Column
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2015.08.20(木)
文・撮影＝HITOMINA
