大自然を満喫できる宿泊施設はバラエティ豊か
最後に、少し離れた場所にあるファミリー向けの「キャノピー・ヴィレッジ」を見せてもらった。林冠を意味する「キャノピー」と名付けられているこのロッジは、ボードウォークに沿って客室が点在するスタイル。設備はかなりシンプルで、リーズナブルな料金で滞在することができる。
写真を撮りながらボードウォークを歩いていたら、ちょうど朝食中のファミリーが窓から手を振ってくれた。こんな大自然の只中で週末を過ごすことができるチリのファミリーがうらやましい!
ウィロウィロには、他にも川沿いのホテルや、森の中のコテージスタイルホテル、バックパッカー向けのゲストハウスなど、4軒の宿泊施設がある。メインの4軒のホテルを加えると9軒もの宿泊施設から選ぶことができるのだ。とはいえ、私のオススメはメインの「ボルケーノ」か「バオバブ」。奇想天外度が半端じゃないので(笑)。
右:ピューマ滝。滝も素晴らしかったけれど、滝壺の水が青く透き通っていて、その透明度にびっくり!
空港に向かう途中、送迎車のドライバーにお願いして滝に立ち寄った。フイ川にあるピューマ滝だ。見晴らし台も造られているし、ブッシュを避けるようにトンネルが架けられた遊歩道があって、ちょっとしたエクスカーションとなり、まるで、アニメ『となりのトトロ』に出てくる森の中を歩いている気分になったのだった。
実際に見るまでは心配だったけれど、パタゴニアの自然を満喫できて、予想外にステキな場所だった。アクセスには少し時間がかかったけれど、思い切ってルートに入れてよかった!
Huilo Huilo Biological Reserve(ウィロウィロ自然保護区)
所在地 Km 55 International Road Panguipulli, Neltume, Los Rios Region, Chile
電話番号 +56-2-2887-3535
※所在地・電話番号ともに以下のホテルもすべて共通
URL http://huilohuilo.com/en/
Montana Magica Lodge(モンタナ・マジカ・ロッジ)
URL http://huilohuilo.com/en/our-accommodation/lodge-montana-magica/
Nothofagus Hotel(ノースファガス・ホテル)
URL http://huilohuilo.com/en/our-accommodation/hotel-nothofagus/
Reino Fungi Lodge(レイノ・フンギ・ロッジ)
URL http://huilohuilo.com/en/our-accommodation/lodge-reino-fungi/
Column
たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周
ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!
2015.07.03(金)
文・撮影=たかせ藍沙