●Kobayashi's Opinion
小林ひろ美さん(美容家)
お風呂でクリームパック。眠っていた肌力を呼び覚ます
「水分と油分のバランスがほどよく、弾力とみずみずしさを備えている肌のためにはクリームパックが最適。特にお風呂に浸かって毛穴が開いているときがお勧めです。クリームをたっぷり肌にのせ、鼻呼吸できるように鼻下と、鼻から上に2枚ラップをして3~5分。蒸れてきたところで蒸しタオルをのせて30秒。このスペシャルケアで、肌に力がつきますよ」
クリームは、あまりこっくりしすぎず水分多めのものを選び、吹き出物などが不安な人は生理から1週間後の肌の調子がいいときに行うのがお勧め。
「さらに、毎日のケアでは乳液と化粧水を交互に3回ずつつける“ミルフィーユづけ”を。2回目以降は上からのせるだけで、決して擦らないこと。乳液→化粧水をそれぞれ3回ずつ繰り返し、最後にクリームをのせて計7層のヴェールを。乾き知らずのジューシィな肌になれますよ」
*effective method_効果UPメソッド
揺らぎがちな季節こそ“点磨き”を
しっかりとケアをしているつもりでも、お手入れ不足になりがちな部分があるという。それが小林さんの言うところの“点”。
「小鼻・口の脇・目頭などです。頰などの大きい部分の“面のケア”が終わった後に、この“点”に綿棒を使って塗布しましょう(1)。ゴワつきがあるようならラップを付箋のように小さく切ってパックするお手入れをプラスして(2)。点をケアすることが、肌の柔らかさの均一感につながります」(小林さん)
小林ひろ美(こばやしひろみ)さん
美容家。美・ファイン研究所主宰。生活に取り入れやすい美容メソッドの紹介などでテレビ、雑誌などにひっぱりだこ。近著に『1日中どこでも24時間美容』(ワニブックス)。
2015.02.03(火)
文=増本紀子(alto)
撮影=池田 保、西原秀岳
スタイリング=山田祐子
イラストレーション=正田えり子(asterisk-agency)