どちらの時代の方が美人だったか?

 眉ほど時代とともに様変わりしていくものもなく、極太眉が流行った80年代と、極細眉が流行った90年代では太さの差が10ミリ近くあった。顔だちまで別人に見えて当然である。

 じゃあどちらの時代の方が美人だったか? 好みの問題もあるけれど、人間の顔の構造から言って細眉の方が損をする。目と眉が離れて“アイゾーン”という固まりにならず、目の大きさが無駄になるから。しかもバランスも悪くなり、老けても見える。最近はまたまた細眉傾向にあるから気をつけたい。メイクに凝る時代は必ず眉のバランスを変える傾向にあるが、眉は太くも細くもない、自然な太さがやっぱり人をいちばん美人に見せるのだって、知っておく。

 

この続きは、CREA2011年10月号で

2011.09.20(火)
text:Kaoru Saito
photographs:Yasuo Yoshizawa(still life)

CREA 2011年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

きれいになった人が変えたこと

CREA 2011年10月号

昔のままではずっと“古い顔”に
きれいになった人が変えたこと

特別定価650円(税込)