タレ目は多くの人が損をする

 タレ目はカワイイ……イメージとしてそれ自体は間違いない。何よりもカワイイ人がタレ目であることは決して少なくないのだ。益若つばさとか優木まおみとか……。そういう人を見ていると、ついつい自分もタレ目になりたいなんて、思ってしまうもの。

 しかしそれは結果であって、キレイの条件ではない。タレ目じゃない人が、わざわざタレ目にすれば、必ずカワイく見える……という話じゃないのだ。

 むしろ人間の顔のしくみから言って、タレ目はやっぱり多くの人が損をする、と考えた方が無難。で、タレ目がカワイイのは、そもそも目鼻だちが整っていて、小顔のほっそり顔に限られることも知っておいてほしい。一般的には、こめかみから顔だちを少し引きあげた方が、人の顔は美人に見えるはずなのだ。

 つまりそれは美人の原理に逆らうこと。そんなリスクを負うほどのメイク表現なのか? と。

この続きは、CREA2011年10月号で

2011.09.27(火)
text:Kaoru Saito
photographs:Yasuo Yoshizawa(still life)

CREA 2011年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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