この秋公開される、虎の子の目玉作品
どこの館も虎の子の目玉作品を持っているものだが、熱海のMOA美術館の看板作品のひとつは、間違いなく「浮世又兵衛」と異名を取った浮世絵の祖、岩佐又兵衛の作品だろう。
そのうち《豊国祭礼図屛風》、そして又兵衛三大絵巻の《浄瑠璃物語絵巻》《山中常盤物語絵巻》《堀江物語絵巻》がこの秋公開される。又兵衛ならではの緻密な描き込みや個性的な人物描写など、熱気が渦巻く画面をじっくり見比べるチャンス。
『橋本平八「或日の少女」1934年 東京藝術大学蔵』
会場 MOA美術館
会期 2014年9月26日(金)~10月28日(火)
料金 一般1,600円(税込)ほか
電話番号 0557-84-2511
URL http://www.moaart.or.jp/
Column
橋本麻里の「この美術展を見逃すな!」
古今東西の仏像、茶道具から、油絵、写真、マンガまで。ライターの橋本麻里さんが女子的目線で選んだ必見の美術展を愛情いっぱいで紹介します。 「なるほど、そういうことだったのか!」「面白い!」と行きたくなること請け合いです。
2014.09.13(土)
文=橋本麻里