母に「レシピ送って」と連絡することも

――今年の夏に、料理エッセイとレシピ集『はるの献立日記』を上梓されました。朝4時に起きて鮭を焼いておにぎりをにぎって現場に向かうこともあるそうですね。お料理が好きになったきっかけを教えてください。

 料理って、下ごしらえをしたり、調理したりと手を動かしているうちに無心になれるので息抜きになるんです。時間があるときはなるべく料理を作るようにしています。

 あとは母が色々作ってくれる人なので、その影響があるかもしれません。実家で暮らしていたときに母が作ってくれていた料理が食べたくなったら、母に「レシピ送って」と連絡することもあります。

――最近作ったものでお気に入りだったお料理は?

 母が東京に遊びに来てくれたタイミングで、一緒に餃子やニラ焼きを作りました。子どもの頃から大好きなんです。

――お料理以外で、リフレッシュできることってありますか?

 舞台や映画を観るのも好きですし、趣味でもあるのでよく観にいきますね。

――観劇すると、ついつい仕事のことを考えちゃいませんか?

 観ている最中はそんなことはないのですが、観終わったあとにたまに「この役やりたかったな」、「私だったらどう演じるかな」と考えることはあります。

 これからは、やったことのない役に挑戦してみたくて。意外とやっていない役がたくさんあるんですよ。お医者さんや刑事など。純粋なラブストーリーも挑戦してみたいですね。舞台もやり続けたいですし、Netflixなどの配信系にもチャレンジしてみたい。

 それから、ジブリの『風の谷のナウシカ』をはじめて観たときに衝撃を受けて、それ以来ことあるごとに観返しているんです。宮崎駿さんが作り出す世界に一度でいいから関わってみたいという夢もあります。

――最後に、CREAではみなさんに旅に関することを伺っています。黒木さんはお時間ができたらどこを訪ねてみたいですか?

 今年メインタワーが完成したサグラダ・ファミリアを見にスペインを訪ねてみたいです。リフレッシュできる趣味といえば、ダイビング。石垣島でダイビングの免許を取得して、メキシコでは洞窟をもぐったこともあります。なので、時間があったら海にもぐりにも行きたいです。

黒木華(くろき・はる)

俳優。1990年3月14日生まれ、大阪府出身。2010年、NODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」にて俳優デビュー。映画『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。近年の主な作品に映画『アイミタガイ』、『マジカル・シークレット・ツアー』、『時には懺悔を』、ドラマ「光る君へ」、「銀河の一票」などがある。夏に初の著書『はるの献立日記』(飛鳥新社)を上梓。11/20公開の主演映画『日曜のあと』が控えている。

映画『本当にあった話(の話)』

数十年前に世間を震撼させた“配偶者入れ替え連続殺人事件”をもとに、舞台が制作されることに。主演に抜擢された演技未経験の夛田(水上恒司)は、役にのめり込むあまり、やがて虚構と現実の境界を見失っていく。

出演:水上恒司、黒木華、山下美月、大東駿介、山本浩司、小池栄子、佐々木蔵之介ほか
監督・脚本・編集:武井佑吏
原作:鴻池留衣『本当にあった話(の話)』(文藝春秋)
©鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会

10月2日(金)より公開中 テアトル新宿 ほか

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