濱田マサルさんの美格言
「鏡をうまく使えればきれいのスキルがアップ!」

自分を第三者的な目で見て、プロデュース

 すぐきれいになれる僕的な秘訣は、鏡を見ること! よく恋愛で女性はきれいになるっていうけど、僕はそうは思わないな。それは、初めのちょっとの間だけ……。それよりも、自分を第三者的な目線で見て、セルフプロデュースできている人のほうが、いつもきれいが更新されているなあって。

そのためには、鏡を近づけたり、離したりして見ることが何よりなんです。よくメイクをする時に、鏡をすっごい近づけて仕上げている人がいるけれど、メイクの途中に全身が映る姿見で、髪やファッションとのバランスが取れているかどうかを見ないと! 僕がモデルさんとかにメイクする時も、顔だけで100%じゃなくて、服と髪型トータルのバランスで100%を目指すようにしています。それからもちろん、寄ったり、引いたりして、モデルさんを見るようにも。いろいろな距離や角度から客観的に自分を見ることができれば、「このファッションには少しメイクを足すべき」とか、「髪型をやや抑えめにすべき」とかがわかってきて、おしゃれ度が断然違ってきますよ。

それから、できれば人と話している時や、疲れて電車に乗っている時の“キメ顔”じゃない顔や表情を、鏡や窓でさりげなくチェックするようにするといいでしょう。悲しくなることもあるけれど、自分のプラス、マイナスをリアルに知っていることで、「この部分にシワが寄るから、ここはファンデーションを薄くしよう」とか、さらにきれいのスキルが上がっていくんです。

ヘア&メイクアップアーティスト 濱田マサルさん
いち早く時代の流れを感じ取り、際立ったセンスで今を体現するメイクと目からウロコの美容法を発信。人気のタレントやモデルのみならず、幅広い層の女子から熱烈な支持を得る

2011.09.07(水)
text:Aya Nakajima / Kyoko Ukai
photograph:Keiji Ishikawa
illustrations:Maki Hasegawa

CREA 2011年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

きれいになった人が変えたこと

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