ナチュラルメイクと抜けた化粧は、まったく違う。
見えない化粧は、意味がない

 なんだかんだ言って、日本でいちばん多く見かけるのは、“結局何も塗られていない化粧”である。もちろん“スッピン主義”ならそれでいい。でもそうではなくて、ちゃんと化粧をしているつもりでいる人が、じつは何も塗られていない、あるいは色がすっかり抜けちゃった、“見えない化粧”のまま毎日を生きていることが、とってもマズイと言っているのだ。

 ナチュラルメイクと、ただの薄づきメイクとは違う。一見、素肌っぽいが、その分“メイク効果”が効きまくるのがナチュラルメイク。つまり薄く見えるのは見せかけで、そう見せる手間がよけいにかかる。だから、ただ薄くしただけの薄化粧とは根本的に違うのだ。

 断っておくが、ただの薄化粧は“抜けていく”のも早い。午前中にはほとんど抜けて、何もなくなってしまう。取れてしまうのと抜けるのも微妙に異なり、抜けるとは、肌に化粧が吸いこまれること。スッピンの方がむしろキレイ、という状態になりかねない。逆に作りこんだナチュラルは耐久性にも優れているが、ただの薄づきは結果として、午前中から早くもどっぷり人を疲れて見せるから、絶対避けなきゃいけないのだ。

 ともかく、化粧が見えていないのはとても危険。あなたのナチュラルメイクは、ただの薄づきになっていないか? 見えない化粧なんて、本当に時間の無駄以外の何物でもないのだから。

この続きは、CREA2011年10月号で

2011.09.20(火)
text:Kaoru Saito
photographs:Yasuo Yoshizawa(still life)

CREA 2011年10月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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