あけてびっくり、富士の山!

「日本一 富士の山」。古都の老舗ならではの、風格あるユーモアです。

 同じふやきのお菓子ですが、ウケを狙うなら、「富士の山」(600円)はいかがでしょうか。ふたをあけると、箱いっぱいに富士山が表れます。さすが世界遺産の富士山! 縁起がよくって、いいですね。お誕生日やお祝いごとのおまけ的なプレゼントにしてもよさそうですね。

 末富は、上生菓子でも有名で、季節ごとの生菓子は、最上級の手みやげ。一折(生菓子3個の組み合わせ)で1,300~1,600円前後ぐらいです。

 新宿の高島屋だと、火曜日と金曜日に、上生菓子を買うことができますので、ここぞ、というときに、ぜひどうぞ。

新宿タカシマヤ 地下1階和菓子売場「末富」
所在地 渋谷区千駄ヶ谷5-24-2
電話 03-5361-1111

肱岡香子(ひじおか きょうこ
フードスタイリスト。雑誌、書籍、テレビ番組などで活躍。『東京手みやげ美人』(講談社)では、大好きなお菓子をシチュエーションや相手に応じて“手みやげリスト”として紹介。

Column

肱岡香子のSweetsな手みやげ

フードスタイリストでお菓子大好きな著者の、豊富な“手みやげ”経験を元に、季節に応じた見目麗しいお菓子の数々をご紹介します。

2014.07.06(日)
文=肱岡香子