「アンパンパン」の作者やなせたかしと妻の暢をモデルした朝ドラ「あんぱん」が、ついに最終週を迎えました。

 嵩(北村匠海)、のぶ(今田美桜)夫妻の周囲には記憶に残る人物が数多く登場しましたが、そのひとりが嵩の弟・千尋です。千尋役を演じた中沢元紀さんが明かした兄弟の別れのシーンの舞台裏とは? 

 そして、なぜ脚本家の中園ミホさんは朝ドラのモデルにやなせ夫妻を選んだのか? 読めば「あんぱん」が最終週がさらに楽しめること間違いなしです!(※情報は初出時のものになります。)


【朝ドラ「あんぱん」】「涙を流さずにその場を去る方が千尋らしい」中沢元紀が語る、北村匠海との“小倉の旅館”シーンの舞台裏

 現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、北村匠海さん演じる柳井嵩の弟・千尋役を務め、その存在感に注目が集まっている中沢元紀さん。今回は、感動の“小倉の旅館シーン”の裏側やオーディションでのエピソードなど、撮影を振り返りながらたっぷりと語っていただきました。(つづきを読む)


朝ドラ『あんぱん』の誕生秘話 脚本家・中園ミホが語る、やなせたかしとの文通と原点

 『アンパンマン』の作者やなせたかしさんと妻・暢(のぶ)さんをモデルに、二人が苦難を乗り越えてアンパンマンを生み出すまでのストーリーを描く連続テレビ小説『あんぱん』。その脚本家である中園ミホさんのトークショーが、8月20日(水)、日本橋三越本店で開催されました。(つづきを読む)

やなせたかしが遺した反戦のメッセージ 朝ドラ『あんぱん』脚本家・中園ミホが語る思いとは?

塚原 ドラマは嵩の「正義は逆転する」というセリフから始まりましたね。朝ドラでアンパンマンを描いたやなせ夫妻がモデルとなると明るく始まるものと思っていたら、あの言葉で始まってすごく驚きました。

中園 やなせさんは、私が親しくしていただいていた頃は、戦争の話はなさらかったんですね。私の前では本当にほがらかな楽しい方で。ただ、晩年になって戦争についての本をいっぱい書かれていて、やっぱり大変な思いをなさったので、話すまでになかなか時間がかかったんじゃないかと思うんです。(つづきを読む)

2025.09.22(月)
文=CREA編集部