スキンケアで最も重視するのは「落とす」こと

1 とことん肌に優しいクレンジングバーム
Bizen「Cleansing + Makeup Remover Balm with Rice Ferment」

 まず、袋の中で一番スペースを取っているのが「クレンジング」ですね。肌にとって一番大切なのは、汚れを落とすことだと思っているので、クレンジングは大きくても、お気に入りのものを持参します。

 こちらは、友達のお母さんがやっている「Bizen」というブランドのクレンジングバーム。日本のお米を使ったメイド・イン・ジャパンのバームで、肌に優しいのに、アイメイクもするっと落としてくれる。パーフェクトです。

2 せっかくのバカンスだからシートマスクを
ルルルンオーガニック「カモミール」「ティーツリー」

 残念なことに生産終了してしまったのですが、ルルルンオーガニックのシートマスクをAmazonで買いだめして愛用中です。私は、お風呂に入りながらパックするのが好き。バカンスは珍しくゆっくりできる時なので、ゆっくりパックを楽しみたいなと思います。

3 エフォートレスな美容液
Typology「L32 ラディアンス セラム(ビタミンC誘導体11%)」

 チポロジーは今フランスで大人気。本当に肌に必要なものだけで構成されているから、香料や着色料は一切入っていないんですね。店舗を持たずオンラインでしか売っていないので、お値段もリーズナブルなんです。広告にセレブの方が出たりすることもなく、マーケティングコストも最小限にして、開発にリソースをかけているという素晴らしいブランドです。日本でも買えますよ。

4 厳選した9つの成分だけが入ったフェイスクリーム
Typology「D41 9イングリディエンツ フェイスモイスチャライザー」

 名前の通り、原料はわずか9種。実はスキンケアは、肌の深層までは届かないので、その影響は最小限です。スキンケア以上に肌にとって大切なのは、DNAとホルモンバランス、そして生活習慣ですね。DNAやホルモンバランスは自分の力ではどうにもなりませんが、タバコやお酒を控えたり良質な睡眠を取ったりして生活習慣を整えることは、スキンケア以上に大切だと思います。だからこそ、スキンケアの成分は最低限でいいというのが私の持論。Typologyの理念は、そんな私の考えとぴったり一致します。

5 おなじみのリップは必携
ユリアージュ「モイストリップ 無香料」

 なぜか旅先だとリップが乾燥しちゃうので、リップクリームは必需品です。ユリア―ジュはご存じの方も多いと思いますが、温泉療法の発祥の地で知られる南フランスの温泉水を使ったスキンケアブランド。もう大好きで、ずっとこればっかり使っています。

6 とにかく軽い付け心地を追求
アネッサ「パーフェクトUV スキンケアジェル NA」

 私が幼い頃は、フランスでは「日焼け止めを塗る」という習慣があまり広まっていなかったんですね。ビーチに行くときに塗るものっていうイメージで。ですが日本に来て、日焼け止めの重要性を知って、「やばい!」と思って(笑)。以来、毎日塗るようにしています。ただ、日焼け止めの厚いテクスチャーがどうしても苦手で……。こちらはジェルタイプなので、軽い付け心地なのに、効果も高い。もう何年もリピートしていて、常に5個ぐらいストックがあります。

番外篇 スキンケアより大事な枕カバー
シルクの枕カバー

 持っていくスキンケアは以上なのですが、私はこれらに加えてシルクの枕カバーを数枚持参して、毎日取り替えるようにしています。意外と嵩張らないのでおすすめです。枕って1日8時間ずっと顔に触れるものだから、一番こだわるべきだと思うんですよね。スキンケアにすごくお金をかけるよりも、枕カバーを毎日変える、不潔な携帯電話を顔に当てない、などライフスタイルを変えた方が、効果が出るんじゃない? と思ってます(笑)。

2025.08.27(水)
写真=クララ・ブラン