この記事の連載

今さら人に聞けない…コンシーラーQ&A

Q:コンシーラーとブラシで仕上げるこのメイクは、どんな印象になりますか?

「一言で表すなら“フレッシュな肌印象”です。自分の肌の良さを活かし、アップグレードするメイク方法です。コンプレックスをカバーしようと肌全体を埋め尽くすのではなく、きれいな部分を利用して仕上げていきます」(池田さん)

Q:どんな肌タイプの人に向いていますか?

「特に肌タイプは問いません。強いていうなら、『時間がないけど、見た目印象を良くしたい』という忙しい方に向いています。また、メイク直しもスピーディにできますよ」(池田さん)

Q:このメイクをする際に、気を付けるべきことはありますか?

「朝のスキンケア時に、マッサージをし過ぎないようにしてください。顔の体温が上がることで、炎症にも繋がりますし、下地やコンシーラーがポロポロと落ちてきてしまう要因にもなります。また、スキンケアと化粧下地の量にも気を付けましょう。少なすぎたり多すぎたりすると、コンシーラーがフィットしづらくなることも」(池田さん)

ベースメイクに使用したアイテム(すべてM・A・C)

◆スタジオ ラディアンス 24 ルミナス コンシーラー

 ナイアシンアミド、ヒアルロン酸Naなど保湿成分が80%以上配合された“美容液コンシーラー”。チップ部分が大きめなので、ちょんとのせるだけで適量を塗布でき、薄膜肌を作り出せる。初心者でも簡単に、ハリ感と透明感を叶える仕上がりになれるのが魅力。

◆#270S ミニラウンド スラント ブラシ

 毛が密集し、手軽になじませることができるブラシ。斜めカットされているので、細かい部分にもフィット。

メイクに使用したその他のアイテム(すべてM・A・C)

・ストロボクリーム ユーブイライト
・プロ ロックド ブロウ ジェル
・コネクト イン カラー アイシャドウ パレット X 6:ブロンズ インフルエンス
・M·A·C プレップ プライム リップ
・ラスターガラス リップスティック ポッシュ ピット
・リップガラス ブロウ ジンジャ ジンガー

●教えてくれたのは……

池田 ハリス 留美子さん(写真左)

M・A・C シニア アーティスト。化粧品メーカーでの経験を経て、2002年M・A・C入社。ニューヨークを拠点とし、海外のさまざまなバックステージや撮影を経験。ファッション誌や数々のファッションショーのバックステージをマルチに手掛け、日本の M・A・C アーティストリー チームを束ねている。
Instagram @rumikoikedaharrismakeup

ヘア:中村 雅信さん

TONI&GUY 原宿サロン所属。サロンワークの傍ら、TONI&GUY JAPANアートチームリーダーとしてロンドン・ミラノ・東京コレクションなど数々のコレクションバックステージヘアに毎シーズン参加。また、Education Director としてサロンスタッフの技術教育も統括し、全国各地の美容専門学校での講師活動も行う。
Instagram @nakamura_japan

モデル:岡田倖歩さん(写真右)

CREAアンバサダー。
https://crea.bunshun.jp/list/crea-ambassador/members/

【取材協力】

M・A・C(メイクアップ アート コスメティックス)

電話番号 0570-003-770
https://www.maccosmetics.jp/

増本紀子(ますもと のりこ)

美容エディター&ライター。alto代表。4つの出版社勤務を経て、独立。雑誌やメーカーのリーフレットなどで、スキンケアからインナービューティまで幅広い美容記事の編集・執筆を行う。雑誌CREAでも多数の記事を執筆している。

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Column

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2025.08.26(火)
文=増本紀子(alto)
撮影=釜谷洋史