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ルート66 100周年記念、いざ伝説のハイウェイを巡る旅へ

 自由、冒険、そして希望。まさに古きよきアメリカンドリームを体現し、一生に一度は旅してみたい憧れのハイウェイ「ルート66」。

 今回のルート66特集(全4回)では、ニューメキシコ州のアルバカーキとサンタフェの魅力をお伝えしましたが、沿道8つの州にはそれぞれ、まったく異なる魅力が詰まっています。

 特集の締めくくりに、イリノイ州からカリフォルニア州まで、沿道各州をご紹介しましょう。

◆イリノイ州

 ルート66の起点は、アメリカ第3の都市であるシカゴ(イリノイ州)。そびえ立つ高層ビル群の下には「BEGIN」のロードサインがあり、ルート66を象徴するスポットに。そして壮大な旅は、ここからスタートします。

◆ミズーリ州

 ミズーリ州を走るルート66は、全長約504キロ。緑豊かな丘陵地帯を駆け抜ける絶景ルートとして知られています。

◆カンザス州

 カンザスは8州のなかでルート66が最も短い州で、その距離はわずか約21キロ。しかしルート66の豊かな文化が1マイルごとに凝縮している区間として、ファンを魅了しています。

◆オクラホマ州

 オクラホマは、8州のなかでも歴史的なルート66区間が多く残っている州。約604キロの沿道には、ルート66に関するミュージアムや象徴的なロードサイドアトラクションが豊富です。

◆テキサス州

 テキサス州のルート66は、全長約286キロ。カウボーイ文化が息づく濃厚な個性を醸す区間として、記憶に残る旅を満喫できます。

◆ニューメキシコ州

 この特集でご紹介しているサンタフェとアルバカーキは、まさに必見のデスティネーション。さらに全長612キロの州内区間には、「ヒストリック・ルート66」のロードサインが立つオリジナルルートが多く残されています。

◆アリゾナ州

 荒漠とした大地が広がり、壮大な景観に圧倒されるアリゾナ州。約620キロの沿道には、セドナやグランドキャニオンをはじめ、絶対に立ち寄りたい魅惑のエリアが多数。

◆カリフォルニア州

 そして、ルート66の旅もいよいよクライマックス。カリフォルニア州のルート66は約507キロ、砂漠地帯、火山地帯、高原地帯と景観がどんどん変化していき、最後に現れるのがサンタモニカの青い海。西海岸特有の陽気な雰囲気に祝福されて、感動の旅路をコンプリート!

 さて、CREA WEBで4回にわたってお届けしてきた「ルート66」特集。2025年9月22日(月)発売のラグジュアリートラベルマガジン「CREA Traveller」では、サンタフェの魅力をさらに掘り下げた特集を掲載。こちらもぜひお手にとっていただけましたら幸いです。

アメリカのオフィシャルトラベルサイト「GO USA」

www.gousa.jp(日本語)
アメリカでしか実現できない、一生に一度の旅を紹介しているウェブサイト。エリアやテーマ、旅のスタイルなどさまざまな切り口で豊富な記事を掲載しています。心弾む次の旅先がきっと見つかるはず!

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2025.09.12(金)
構成・文=矢野詔次郎
写真=鈴木七絵
協力=GO USA