5月28日「赤いスイートピー」カバー、デジタルリリース

 さて、現在、氷川きよしのパパパパーティーはいろんな場所と形で行われている。5月28日には、松田聖子さんの「赤いスイートピー」のカバーをデジタルリリース。全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025〜KIINAʼS LAND〜」も始まっている。YouTube公式チャンネルでは、本人とメンバーの意気込み動画が配信されているが、これがまた良き。ものすごくピンポイントだが、7分38秒あたりをチェックされたし。口を一文字に結んだキー様の「ふむふむフェイス」がキュートすぎて、真似をしたくなるぞ!

 トーク番組「おしゃれクリップ」に出演した際は「自分の居場所がなくなる怖さがあった」と話していた氷川きよし。

 人生、「へのへのカッパ」とはなかなかいかないけれど、歌声の明るさと力強さがまったく陰らないのがすごいところだ。歌のあいだに聞こえてくる、ファンの楽しそうな合いの手がまた、その歌声を輝かせる。

 ときには自分の思いを秘め、ときには限界突破の大解放をし、そうして迎えたデビュー26年目。ファンの人たちと広げていったKIINAʼS LANDには、咲かない花がないくらい、いろんな花が咲き誇るのだろう。

 その勇気と創造力に、私は何度も背中を押されるのだ。

 よし、私もきっと大丈夫。次の世界へ行こう! と。

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田中 稲(たなか いね)

大阪の編集プロダクション・オフィステイクオーに所属し『刑事ドラマ・ミステリーがよくわかる警察入門』(実業之日本社)など多数に執筆参加。個人では昭和歌謡・ドラマ、都市伝説、世代研究、紅白歌合戦を中心に執筆する日々。著書に『昭和歌謡出る単1008語』(誠文堂新光社)など。
●オフィステイクオー http://www.take-o.net/

Column

田中稲の勝手に再ブーム

80~90年代というエンタメの黄金時代、ピカピカに輝いていた、あの人、あのドラマ、あのマンガ。これらを青春の思い出で終わらせていませんか? いえいえ、実はまだそのブームは「夢の途中」! 時の流れを味方につけ、新しい魅力を備えた熟成エンタを勝手にロックオンし、紹介します。

2025.06.05(木)
文=田中 稲