Magnificent View #217
中華世紀壇(中国)

(C) Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 20世紀末のこと。日本や欧米は来たる2001年を新たなミレニアムの最初の年と見なしたが、中国は2000年からが新千年紀であると解釈していた。

 中華世紀壇は、その歴史の大きな節目を記念するため、北京に建造された巨大なモニュメントである。日時計のように突起を頂いた円形の上層部は、ゆっくりと回転する仕組みになっている。そして、壇全体がすっぽりと覆っているのは、世界芸術館という名の博物館だ。

 ここでは、1999年の大晦日――つまり、かの国における20世紀最後の日――の深夜、「2000年祝賀会」というプロパガンダ色の濃いカウントダウンイベントが盛大に行われた。

 新時代の象徴として建てられたモニュメントは、立ち止まることなく変化を続ける中国の様子をどんな気持ちで見つめているのだろうか。

Column

今日の絶景

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2014.05.05(月)