Magnificent View #197
江海関(中国)
(C) Didier Dorval / Masterfile / amanaimages
上海を代表する観光地といえば、やはり黄浦江に面した外灘。
英語ではバンドと呼ばれるこのエリアには戦前からの建築物が立ち並ぶ。かつて列強各国が租界を設け、魔都として名を馳せた頃の上海の面影を今に残しているのだ。
そのランドマークというべき建物が、江海関。1927年の竣工から現在にいたるまで、変わることなく税関としての役割を果たし続けている。
このビルは、ギリシャ風の新古典主義を採り入れた傑作。正面に据えられた堂々たる4本のドーリア式円柱は、そのコンセプトを何より雄弁に伝えてくれる。
塔の4面に配された時計の大きさは、それぞれ直径5.3メートル。アジア最大の規模を誇るという。15分に1度響く鐘の音も、この界隈には欠かすことができない。
