エントランスはチベット風の造り。

 チベット中央部、海抜3650メートルに位置するラサ。伝説的なヒマラヤ山脈、氷河などの景色に囲まれ、ヤルツアンポー川流域にあり、神秘的な場所として知られている。そのラサに、4月17日(木)、279の客室を擁する「シャングリ・ラ ホテル ラサ」がオープンする。

 ホテルに到着すると、伝統的なチベット建築にインスパイアされたエントランス・ゲートと建物が出迎えてくれる。ホテルのインテリアは、ユニークなチベット文化を基調に現代的なデザインと調和がとれている。

 42平方メートル以上ある客室のいくつかからは、世界遺産に登録されているポタラ宮を眺めることができる。部屋の装飾は、チベットの民族衣装に使われる、中間色を基調とした赤、深い青、明るい緑などでデザインされており、旅情を感じる。

トルコ石、化粧金属板、花模様、吉祥文様などの伝統的なヒマラヤのアクセントが現代風のデザインを引き立たせている。

 客室には、チベットのポットで提供される伝統的なスイートティーや、手織りのヤクの毛皮のポーチも用意され、お土産に持ち帰るのにちょうどよい。

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