◆鳳鳴四十八滝

 滝の水音が伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」の鳴き声に似ていることから、その名が付いたといわれる鳳鳴四十八滝。

 広瀬川の上流にある大小さまざまな滝を総称して鳳鳴四十八滝といい、周囲に広がる森や渓谷、標高520メートルの鎌倉山の景観とともに滝の美しい清流を眺められる、知る人ぞ知る景勝地となっている。

 新緑や紅葉シーズンの景色もおすすめだが、シンと静まり返った冬景色の中で、木々の間を流れる美しい滝の音を聴くのも趣深い。

鳳鳴四十八滝(ほうめいしじゅうはったき)

所在地 宮城県仙台市青葉区作並字棒目木
http://www.city.sendai.jp/ryokuchihozen/mesho100sen/ichiran/037.html

◆せり鍋

 

 春の七草のひとつでもある「せり」は宮城県の在来野菜。全国でもトップクラスの生産量を誇ります。中でも名取市で生産される「仙台せり」と呼ばれるブランドせりは、茎や根っこ、葉っぱとそれぞれ異なる味と食感が楽しめるのが魅力。根っこまで楽しめるのも仙台せりならでは。

 そのせりの旨みを存分まで味わうことができるのが「せり鍋」。旬のせりをメインに、和風出汁の鍋で鶏肉や鴨肉と共に味わう宮城の冬の風物詩です。根っこは20秒ほどさっと茹でて、葉や茎はしゃぶしゃぶのようにいただく。三者三様のせりの旨みを堪能できます。

 名取市や仙台市で食べられます。この時期だけの味、お見逃しなく。

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※※過去掲載記事の内容を2025年版にアップデートし、再公開しています。