この記事の連載

 みなさん、こんにちは。

 今年の後半は、なかなか収まらない猛暑に振り回され、このままずっと夏が続くのでは? という感じでしたが、それでも年末はやってくるわけで、今年もベストプチプラコスメをご紹介します。

 ほとんどすべての物価の価格が上昇しているように感じる昨今ですが、プチプラコスメ界は変わらず元気に、2024年もさまざまな人気アイテムが誕生しました。普段メイクアイテムに比べると動きがやや少なめに感じるプチプラスキンケアにも、今年は変化が。

 そんな中でリピートし続けるほどお気に入りになった、マイベスト10を発表します!

 4つ目は、色も発色も絶妙に可愛い! Fujikoです。

#1 オーディナリー
#2 ケイト
#3 なめらか本舗


#04 肌と一体化し、自分本来の血色がよくなったかのよう! 
Fujiko 水彩チーク

 ちょうど1年前、ベストプチプラコスメをご紹介したあとに、番外篇として「“ニュアンスチーク”が人気になっている」という内容の記事を掲載しました。

 強い色ではなくて、あくまで自然な陰影や血色を感じさせる淡~い色のチークが増えているのを感じ、そういうチークを勝手に“ニュアンスチーク”と説明したのです。

 その後“ミュートチーク”や“ステルスチーク”なんて言葉も散見されていて、チークのトレンドは、入れてるけれどほのかな血色程度、という流れは今年も続いていました。

 で、そんな流れの中3月にFujikoから登場したのが、このウォータリータイプのチーク。名前は“水彩チーク”で、水彩絵の具のほわ~んと柔らかくにじむようなイメージ通り、内側からジュワンとにじみ出るような発色のチークです。

 コレが多くの人の心を鷲掴み、「透けるような発色で、ジュワッと火照ったような血色感が可愛い!」という声が多く大ヒットしています。

 色はミルキーなパステルトーンのピンクで全3色。砂糖菓子のようなデリケートで可愛い色です。PRの方によると「誰でも使いやすい色にこだわり、またピンクというハッピー感のある色にこだわった結果、この3色になりました」とのこと。

 筆者は特に色白肌ではないため、白みの強いパステルカラーは普段あまり選ばないのですが、コレを塗ってみて「使える!」と驚きました。

 何しろ発色の仕方がホントにシアーで薄づきなので、「チークを塗った」というよりも、「自分の血色がよくなった」印象に仕上がるのです。“何かを塗った”感がなく、言ってみれば見えないくらいの色の薄衣を重ねたか、または写真に自然なメイクになる加工をしたかのよう。

 特に話題となった03番のマイアメージングピンクは、ピンクのグループになってはいますが、透明感のあるラベンダーカラーです。

 どちらかといえばいわゆるブルベ肌向きの色だし、自分には似合わないかなと思いながら試したのですが、意外に自然に溶け込んでしまい、普段より顔色が明るいかな? という印象はあるけれど、白浮き感はナシ。筆者の場合はちょっとクールな印象になり、「肌色関係なく全然使えるな」という感想でした。

2024.12.14(土)
構成・文=斎藤真知子