この記事の連載

坂口健太郎さんからCREAに逆質問が

――今回、釜山で数日間過ごして、何が一番楽しかったですか?

坂口 あ、僕の方から質問してもいいですか? CREAさんってよく韓国特集をやっていますよね。ご飯屋さんの紹介をしたり。あれは釜山映画祭に合わせてやっているんですか?

――わー、読んでくださって嬉しいです。毎回、釜山国際映画祭に合わせてというわけではないんですが、韓国特集は多いですし、釜山でグルメ取材もしますよ。

坂口 釜山でおすすめのご飯屋さんを聞きたいなと思ったんですよ。あ、僕が楽しかったことを言わなきゃですよね(笑)。やっぱり楽しかったのは食事。僕は焼肉ばっかり食べてます。やっぱり美味しくて。

――釜山は海の街だから、海鮮も美味しいですよ。

坂口 そうですよね、海鮮食べないとですよね。生のタコとか?

――タコも美味しいですけど、ぜひ「スミニネ」という貝焼き屋さんに行ってみてください。映画祭に来た俳優さんたちがよく行くお店として有名なんですよ。以前CREAでも、ホン・サンス映画や「冬のソナタ」で有名なクォン・へヒョさんがおすすめしてくれました。漁村の近くにあるテント張りのお店で、タクシーでないと行けないんですが、魚介類やウナギが新鮮でとても美味しいです。

有村 牡蠣小屋っぽい感じですか?

――そうそう、そんな感じです。他にも、釜山はフグもおすすめですよ。

坂口 貝焼き、いいですね。ぜひ行ってみます。

――有村さんは今回、何が一番の思い出になりましたか?

有村 健ちゃんがどこに行っても、「坂口くん! ケンタローさん!」って言われて大人気で、それを私が横で見ていたことですね(笑)。

坂口 いやいや、あなただって「カスミちゃーん!」って言われてたじゃない(笑)。

有村 でも健ちゃんは、韓国ドラマにも出ているから、お店に行っても街を歩いてても、すぐに気付かれちゃうんですよ。そんなに普通に歩いていて大丈夫、って心配になっちゃうくらいでした。

坂口 大丈夫、大丈夫。

【前篇を読む】「受け入れてもらったという感覚も」有村架純と坂口健太郎が釜山国際映画祭で感じた現地のエネルギー

有村架純

1993生まれ、兵庫県出身。2010年に「ハガネの女」でドラマデビューし、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)の好演で注目を集める。『映画 ビリギャル』(15)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞W受賞。同作と『ストロボ・エッジ』(15)で、ブルーリボン賞主演女優受賞。『何者』、『夏美のホタル』(16)で日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞新人賞受賞。連続テレビ小説「ひよっこ」(17)で橋田賞 新人賞、『花束みたいな恋をした』(21)で、日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞受賞。その他の主な出演作に、映画『コーヒーが冷めないうちに』(18)、Netflix映画『ちひろさん』(23)、ドラマ「「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16)、「中学聖日記」(18)、「そして、生きる」(19)、「太陽の子」(20)、「姉ちゃんの恋人」(22)、NHK大河ドラマ「どうする家康」(23)、「海のはじまり」(24)など。公開を控えている作品に映画「花まんま」(25)、「ブラック・ショーマン」(25)がある。

坂口健太郎

1991年、東京都出身。2014年に俳優デビュー後、映画『64-ロクヨン-前編/後編』(16)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。「シグナル長期未解決事件捜査班」(18)で連ドラ初主演を果たし、ソウルドラマアワード2021「アジアスター賞」を受賞。『ヘルドッグス』(22)で日本アカデミー賞 優秀助演男優賞受賞。その他の主な出演作に映画『今夜、ロマンス劇場で』(18)、、『劇場版シグナル長期未解決事件捜査班』(21)、『余命10年』(22)、Netflix映画『パレード』(24)、ドラマ「東京タラレバ娘」(17)、、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(21)、「婚姻届に判を捺しただけですが」(21)、「競争の番人」(22)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)「Dr.チョコレート」(23)、「CODE-願いの代償-」(23)。「愛のあとにくるもの」(24)では韓国ドラマに初挑戦した。

Netflixシリーズ「さよならのつづき」独占配信中

北海道のコーヒー会社に勤める菅原さえ子(有村架純)は、最愛の雄介(生田斗真)からプロポーズを受けるが、彼は交通事故で帰らぬ人に。その後、仕事で訪れたハワイの空港で、さえ子は雄介が弾くピアノにそっくりな音色を聞く。ピアノを弾いていたのは、雄介から心臓提供を受けた成瀬和正(坂口健太郎)だった。彼の妻みき(中村ゆり)は成瀬がピアノが突然弾けたことに戸惑うが、それは成瀬自身も同じで――。

有村架純さん衣装

エンポリオ アルマーニ 173,800円(ジョルジオ アルマーニ ジャパン 03-6274-7070)

← この連載をはじめから読む

2024.11.14(木)
文=石津文子
ヘアメイク=廣瀬瑠美(坂口さん)、尾曲いずみ(有村さん)
スタイリスト=壽村太一(COZEN inc)(坂口さん)、瀬川結美子(有村さん)