筋金入りの「オタク女子」つづ井さんと「前世からの友」である、Mちゃん、オカザキさん、橘、ゾフ田の女子5人の、楽しすぎる日常を描いた大人気エッセイコミックシリーズ「つづ井さん」が実写ドラマ化! ということで、「つづ井さん」を連載しているCREA Webでは、この祭りを大いに盛り上げるべく、「祝・つづ井さんドラマ化」スペシャルコンテンツを企画しました。
まずはドラマでつづ井さん役を演じる藤間爽子さんが登場。撮影を経て身も心もすっかり「つづ井さん化」してきたと噂の藤間さんに、「つづ井さん」への尽きせぬ愛をたっぷりと語っていただきました!
自分たちが好きなことに全力になれる尊さがつづ井さんの魅力
――つづ井さん役が決まったときの思いを聞かせてください。
まず私事になりますが、ドラマ初主演であり、今年で30歳という節目の年でもあったので、こういう大役を背負わせていただけることがプレッシャー以上にうれしくてワクワクしました。
――原作コミックの方はご存じでしたか?
知ってはいたんですが、ちゃんと読んだのはドラマの話をいただいてからなんです。「女性5人が推しを通じて友情を育む物語」と聞いてはいたんですが、実際に読んだら想像を遥かに超えてきた。こんなことが本当に繰り広げられているんだ!とびっくりして、つづ井さんを演じるのが楽しみで仕方がありませんでした。
――ずばり、藤間さんが思う「つづ井さん」の魅力とは?
やっぱり「自分たちが好きなことに全力になれる尊さ」でしょうか。鼻の穴にイヤホンを突っ込んでBLドラマを再生するとか、誕生日会でジャイアンの仮装をするとか、愛と創意工夫にあふれてて。こんなに夢中になれるものは私にはないので、周りの目を気にせず、本当に自分が好きなものを全力で楽しんでいる、つづ井さんの強さやブレなさはカッコイイなって、憧れますね。
――つづ井さんも「前世からの友」のMちゃん、オカザキさん、橘、ゾフ田も、みんな推しもキャラクターもバラバラですが、それぞれ自分を貫いていてカッコイイ。
大人になると普通、ちょっと冷静になって照れたり、冗談っぽくしちゃうけど、つづ井さんたちは完全にその世界に入り込んで、本気で楽しんでる。私自身、このお仕事をさせていただいていて、自分じゃない何かになれる女優の仕事って、人生をいっぱい楽しんでる気分になれるのが醍醐味だなと感じているので、すごく通じるものを感じました。皆さん、女優だなーって感動しますね。
2024.10.09(水)
文=井口啓子
撮影=佐藤 亘